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いい気分
「………」
「………」
「……?」
今日は久々にまながオレの家に遊びに来た
いつも家に来たって特に何かするわけじゃなく一緒に過ごすことが多いから今日もいつもみたいにまなの隣で本を読んどった
…まぁもちろん夜はえっちするつもりやったけど……
そしたらまなが突然コテンとオレの肩に頭を乗せてきた
珍しい…まなもうスイッチ入っちゃったんやろか?
まなの頭をぽんぽんと撫でてやるけどまなは反応を示さない
ただそのままじーっとしていた
耳が赤い…
「まーなっ?」
「!!」
「どしたん?」
「………」
まなの赤い耳に手を添えて耳の縁をくむくむと弄る
まなはもっと赤くなってくすぐったいのか身を捩った
でもそう言う反応されるともっとしたくなるんよな…
「まなもうえっちしたくなっちゃったん?」
「………」
耳殻を捏ねながら尋ねるとまなは何も言わずにゆるゆると首を振った
「ちがうん?どしたん?今日なんや素直やん?」
「………」
「あー、わかった、ちょっとさみしかったんやろ?オカン達帰ってきてからあんまりくっついたりしとらんかったもんなー?」
「………」
まなは相変わらず黙っていた
かーわええー♥
自分から寂しいって言うのは恥ずかしくて言えないけどいざ言われるとそれはそれで恥ずかしくってうんって言えないんや
まなはぎゅっとオレの肩に強く顔を押し付けてきた
恥ずかしいらしい
「ふふっ、まなこっちおいで?」
「………」
「無視?ほーら…」
まなはなぜかぶすっとしてしまってオレとかたくなに顔を合わせようとしなかった
照れ隠し相変わらず下手くそやな~
そんなまなを無視してまなをすっぽりと自分の胸の中に収めた
まなの背中から鼓動の音が伝わってくる
なんだかいい気分だった
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