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玉々が偶々…
「もしもし?母さん?」
『あ、学?よかったわ~』
「電話すんの遅くなってごめん」
『いいのよ~別に、邪魔しちゃ悪いもの』
電話の向こうで母さんが笑った
母さんは完全に今俺が本間つばめちゃん似の彼女と合ってると思ってる…
恋人といるって点では間違ってないけど…
でも今弁解してもうまく説得できるわけではないので黙っとく
それに銀が待ってる…っていうか待たせてるんだけどなんだか間が悪くなっちゃったな…
「それでさ…電話したんだけどどうしたの?」
『あっ!!そうね!!お邪魔だったわね!!ごめんなさい』
「別にそういうわけじゃないけど…」
母さんに外泊することを伝えるメールをしてからしばらくして再度母さんから一度時間があるときに電話しなさいってメールが届いた
その時に電話しても全然良かったんだけどその時はちょうど銀の足の間に座らせられててなんだか心地よくて急ぐ用事でもないし後でいっか…って思ったんだけど結局タイミングがつかめなくて今に至ってる
やっぱりあの時電話しとけばよかったな…
『あ、電話したのはね学の帰りのことなんだけど…』
「帰り?」
『明日の朝なんだけどね…』
母さんは話し始めた
俺が帰ったらどうだとか自分たちはどういう予定で動くとかそう言う情報交換だ
俺は相槌を打ちながら黙って聞いていた
母さんたちには明日も予定があるらしい
俺は熱心に聞き入ってたから後ろに銀が近づいてることに気付きもしなかった
『それで、父さんと母さんは…』
「うん、わかったよ…俺もその時には多分………ッヒ!!」
『…学?』
「な、なんでもない!!なんでもないよ!!」
足を折ってしゃがみこんで母さんと話していたら突然むにゅっと股の間に違和感を感じた
慌てて自分の股間を確認すると俺の足の間からにゅっと手が出ていて俺の陰嚢を揉んでいる
へたっと力が抜けてその腕の上に女の子のような格好で座り込んでしまった
それでもその手はくにくにと俺の陰嚢を刺激し続けた
手の持ち主は言わずもがな銀だった
「か、母さん、ちょ、ちょっと待ってね…」
『?わかったわ?』
「ご、ごめん…」
母さんにそう伝えてスマホをミュート設定にした
キッと後ろでしゃがんで『おー…やらかい…』なんて呑気な事を言ってる銀を睨みつける
むにむにと陰嚢を捏ねられてじくんっと下腹が疼いた
「な、な、何すんだよ…!!」
「ん?まなの玉々揉んで…」
「何してるかじゃなくてどういうつもりでやってんだって聞いてんだよ!!」
「んー…まなの玉々が偶々見えて、玉々やらかくて偶々気持ち良さそうやなー思ったってつもり?」
「そんなこと聞いてない!!あと、別にそれ上手くないからな!!手離せ!!」
「えー…」
「えーじゃない!!」
銀はぶーっと唇を尖らせた
まだ離すつもりがないらしくもにもにと捏ね続けてる
何考えてんだよこいつは…!!
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