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親公認カップル

「……ふふっ…良かったな?」 「……うん…」 布団のシーツを伸ばしてたら銀が嬉しそうに笑って俺の顔を覗き込んできた 顔の距離が近くてドキドキしてパッと顔を逸らしてしまったけど俺も嬉しかった 母さんに説明してちゃんと認めてもらうことができた俺らはその後ちゃんと父さんの方にも説明しに行った 母さんに説明した後だったこともあってか上手に説明できたと思う… そしたら父さんは 『……そうか…いいんじゃないか?』 ってあっさり認めてくれた 父さん曰く母さんが認めているなら俺らが真剣だってことはわかったからいいって… 銀がありがとうございますって真剣に頭下げたりするかななんだかドギマギしたりした そしてひと段落して帰るって言いだした銀にもう終電もないし泊まって行きなさいって母さんが言って俺の部屋に布団を出してくれた 母さんに学も大きくなったのねぇなんて言われて頭を撫でられたりもした なんのことを言われているのかわからなかったけど母さんは嬉しそうだったな… 長い一日だったななんてそんな事を思いかえしながらふふって笑ったら銀がまだ俺の顔をじーっと見つめていることに気付いた 「なぁまな…」 「……?…」 「…ちゅーしてもええ?」 「はぁ!?」 「ちゅーしたい…」 「え…っちょ…ま、まって…まって…!!」 銀が突然そんな事言いだして顔を寄せてきた な…なんで突然… 「……まな…」 「……う、ぁ………ッン…」 結局ベットまで追い詰められて逃げられないままキスされた いつもみたいに一気に深いとこまでキスしてこなくて軽く唇を合わせては離れてまた寄せてきて、俺がその唇に合わせようとしたらわざと引いたりした ずっとそれを繰り返してる なんか…しつこい… 「……ふふっ…」 「………なんだよ…」 「…いや?まなかわええなぁ…と思って?」 「……胡散臭い」 「そう?でも嫌やないやろ?」 「……うるさい…」 「ははっ、真っ赤、かーわええ」 「………うるさい…」 銀は嬉しそうに笑ってわざとッチュッとリップ音を鳴らしてキスをした 調子に乗った銀が俺を引っ張ってそのまま布団の上に押し倒す 「おい!!やめろよ!!どこだと思ってんだよ!!」 「いてて…やってまなええ匂いするんやもん…」 「風呂入ったからだろ!!離れろ!!」 「やだー…」 「やだーじゃない!!」 俺にしがみ付いて髪や首元に顔を押し付けてくる銀を押し返す でも銀はなかなか離れなかった その時…… 「学~お布団敷けたかしら…」 「!?」 「………」 ガチャっとドアが開いて母さんが顔をのぞかせた その顔がビックリした表情になる 「あ……」 慌てて何か言い訳しようとしたけど俺の心配とは裏腹に母さんのビックリ顔がそのままニヤニヤ笑いになった 口に手を当てて嬉しそうだ 「あら、あらあら…ふふっ…お邪魔しちゃったわね」 「え…」 「ふふふ、失礼しました」 バタンっと音を立ててドアが閉まった 「………」 「………」 しーんっと沈黙が流れた 銀は何事もなかったみたいに俺の首筋にグリグリ頭を押し付けていた 「なぁまな?許可ももろたししよ?」 「しない!!バカ!!」 「痛い!!」

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