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気持ちいいだけじゃない…

「……いいの?…若葉ちゃん?……何するかわかってるの?」 「うぇぇ…グズッ、いい、ッスぅ…」 「若葉ちゃん…泣かないでよ…」 「うぇぇん!!むりっずー!!」 あの後若葉ちゃんは声を出してわんわん泣いた ずーっと泣き続けてしばらくすると泣き疲れて俺の胸に寄っかかってひっくひっくしゃくりあげながら俺の話を聞いてそしてまた泣きだした ずっと心細そうに俺の手を小さい手でキュッと握ってた そして結局あの後俺も若葉ちゃんも授業を受ける気なんて起きるわけもなくてそのまま学校をさぼった 若葉ちゃんはえぐえぐと嗚咽を漏らしながら俺の手を握ってずっと家までついてきた 部屋に戻っても姿の見えない金さんを不思議に思ったりもしたけどまぁあの人の事は深く考えてもしょうがない… それに今はそんな事よりも若葉ちゃんを優先したかった 学の時ですら自分が最優先だったし、自分より誰かを優先しようなんて思うのは久しぶりだった 「…ひっく……」 「………」 再度目の前でまだ赤い目を擦る若葉ちゃんに視線を向けた 女の子みたいに足を開いてぺたんとベットの上に座っている さっきから何度か目元や頬にキスしてみたけどきゅうっと目をつむったりするだけで無抵抗だった 本当に若葉ちゃんは俺が何をしようとしてるのかわかってるんだろうか…? 胸の奥底がちりちりと熱い初めての感覚だった… でも本能的に自分が初めてその『行為』ではなく『人』を欲してるんだとわかった… 若葉ちゃんとシたい… 胸の中でそう反芻するとどくんっと体が熱くなるようだった 「………若葉ちゃん…」 「…ッズ…ひっく…」 「……ねぇ、いいの?俺若葉ちゃんとsexしたいんだよ?若葉ちゃんとsexしていいか聞いてるんだよ?」 「……ひっく…」 「………」 若葉ちゃんはぐずぐずと鼻をすすりひっくひっくとしゃくりあげながらうんうんとしきりにうなずいていた ………いいの…? 若葉ちゃんの手に自分の手を絡ませて顔を若葉ちゃんの顔の近くに寄せる 涙でぬれたまつ毛を伏せた若葉ちゃんがきれいに見えた 若葉ちゃんは抵抗しない… ………いいんだね…? そのままそっと若葉ちゃんの柔らかい唇に自分の唇を押し付けてkissをした 二回目だ… あのお祭りに行った日の事を思いだした あの時はこんなことになるなんて思っても見なかった… 俺に押された若葉ちゃんの体は何の抵抗もなく後ろ向きに倒れる その日、俺は初めて若葉ちゃんとsexした ずっとぽろぽろ泣きながら俺に抱かれてた若葉ちゃんの姿が脳裏に焼き付いている 初めての気持ちいだけじゃないsexだった

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