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マンネリ
今日はまなを家に呼んだ
って言うのも実は最近いろいろ思うところがあった…
まなは座ってついこの間売り出されとった志波が乗ってるっちゅう雑誌に目を落としとる
あんなんのどこがええんや…オレの方が見た目ええし…それが彼氏やいうのに…
それにオレかて本気出せば雑誌ぐらい…
別にまなが志波の見た目云々で雑誌買ったってわけじゃないのはしっとったけど心の中でそんな悪態をついてみた
なんでも志波のオカンがオレでもしっとるような有名なモデルやったらしくってまなはその人のファンやったらしい
今回の志波の記事にももちろんオカンの事が書かれてたりオカンと写っとる写真が載っとってまなはそれ目当てで買ったって言うのもあるんやと思う
サインもろたんやって…ちょっと前にものごっつご機嫌な日があったわ…
まぁおかげで気持ちええ思いさせてもらったんやけどな…
とにかくじっと雑誌を読むまなを眺めとった
エロい事したい…
「ぎ、ぎん?あのさ…」
「…?ん?」
「な、なんか…悩んでる…のか…?」
「………」
まなはどうやらオレの視線を悩んでると勘違いしたらしい
全く持ってそんな事は無いんやけどな?
あ、でもまぁ悩みって言えば悩みなんやろか?
とりあえずうつむいてみる
するとまなはハッとしておもろいぐらいハラハラしとった
「お、俺、出来る事があればするし…その…話とか、聞くし…」
「………ほんと…?」
「うん、ほんとほんと」
「……じゃあ…」
ふふー、まなは優しいなぁ…
いつもこうやって引っ掛かってくれるまなをありがたく思いながらまなを抱き上げてベットまで運ぶ
まなは頭にいっぱい?を浮かべてじっとしとった
悩みの相談とかされると思うたんやろな……かわええ…
「ありがとまな、ちょっとな?いろいろしたいなぁ~思う事あってん?」
「…し、したい、こと…?」
「うん」
まなに覆いかぶさるようにベットに乗るとまなは顔をヒクつかせてそう聞き返してきた
「最近えっちがマンネリ化しとるんやないかな~って」
「…ま、まんねり……?」
「そ、いっつも家きて、ちゅーして、そう言う気分になってやって…やろ?味気なく思っとるんやないかな~って…」
「そんなことあるわけ…」
「やからいろいろ試したいな~思ってん、ほら、明日もお休みやしな?」
にこっとまなに笑いかけるとまなは余計に顔をひきつらせた
正直別にマンネリ云々とかはどうでもええ
オレは今のえっちでも充分満足しとるしまなやってちゃんと気持ちええっぽいからそれでもええんやけど今回はマンネリにかこつけていろいろいつもやらせてくれないような事をしたいだけや
ちゅっと引きつるまなのほっぺにキスをする
「はじめよか?」
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