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こっちも待ち合わせ

「…………」 ガヤガヤと人が歩いていく人通りの多い駅前のなんかよくわからないオブジェの前で銀を待つ なんでわざわざ待ち合わせなんて… 顔の横で揺れるふわふわにまかれたおさげを引っ張って顔を下げる こんな人通りの多いところで待ち合わせをしようと言い出したのは銀だった こんなかっこうで…知り合いに見つかったりしたら… ちらちらと周りを見て見るけど銀の姿は見当たらなかった 朝『後でな?準備したら駅前行くから待っとって?』って言われて別れたきりだ もう時間なのに… 提案した本人の銀が来ないことに腹を立ててふくれた 今朝俺は銀の家で女装させられた… 銀に化粧をされて、髪型も整えられて、結局その…ア、レ……も着せられた… 違和感を感じてもじ…っと腰を揺らす 今朝の事を思いだした 「もう…どうにでもしたらいいだろぉ…!!」 「ん、するで?ほらまなスカート自分でたくし上げるんよ?オレが着させたるからな?」 「!?もう、やだぁ…!!」 結局その後も抵抗してみたりしたもののそんなもの銀にとっては何でもないらしく良いように丸め込まれてしまってアレを穿かせられることになった 自分でスカートの端を持ってベットに座らせられる 「ほら、まなスカートぺろんってして?上げたらそのままおさえとってな?」 「……う、うぅ…」 「それともノーパンがええ?」 「わか…ったよ…」 かぁっと顔を赤くしながらそろそろとスカートを持ち上げた 銀が満足そうにスカートの中を覗きこんでるのが恥ずかしい なのに銀はもっとちゃんとまくって?とか言って俺のスカートをお腹の辺りにまでたくし上げさせてしかも穿かせ辛いとか言って足を広げさせた 俺は銀に向けてソコを見せつけるような体勢で座ることになってしまった ……これ…M字開脚…って…やつじゃ… ぐんぐんそこが熱くなって行く 恥ずかしくて死にそうだった 「ふふっ、まなどしたん?ここ何もしとらんのにヒクンヒクンしとるで?」 「……うる、さい…」 「かーわい…」 「っん!!」 ちゅっとそこに銀がキスする もちろん怒ったけど銀は全然聞いてないみたいだった そうやって銀はわざと時間を掛けて俺にソレを着せた 「ほらまな着せれたで?かわええ、えっちでまなに似合うとる…」 「こん、なの…」 着せられてみて改めてそのいかがわしさに恥ずかしくなった 腰の両脇で蝶々結びにされただけの紐にふわふわと意味のないレースがついていて、そこから二本股の間をくぐるようにこれまた細い紐があるだけだ 大事なとことは何一つ隠れてない 恥ずかしくってスカートで隠そうとすると銀に手を押さえて阻止された 「な、なんだよ…」 「まなだめやで、まだ仕上げがおわっとらんもん」 そう言うと銀は良くわからないレースの輪っか?みたいなものを俺の物の先にかぽっとはめてそれを締めてサイズを調節しだした 「な、何してんだよ!!」 「ん?これもセットでこの下着なんやで?まな、穿くって言うたんやからちゃんと穿かな?」 「ううぅ…くそ…」 結局俺のそこの根元にはかわいらしいレースでできてリボンの飾りがついた輪っかがはめられてしまった でも布が少ない事には変わりなく恥ずかしくて心細かった 「満足…かよ…」 「ん、満足♥あとはまなこのブラも付けてな?」 「く、っそぉ…覚えてろよぉ…」 もう投げやりな気分で布面積のやたら小さいぶらじゃーも着せられた ホントに乳首と少しその周りが隠れる程度の物だった それに…コレ… 少し動くだけでさわさわと柔らかい毛先が乳首をくすぐって刺激してくる 「なん、か…くすぐったくて、変、な感じ…」 「ふふっ、それ内側が起毛素材って奴なんやで?ふわふわした毛がいっぱいついてて気持ちええやろ?」 「…これ…なんか、やだ…」 「上から触るとな…?」 「っひ!!」 「ほら、ふわふわしたのでこしょこしょされて気持ちええやろ?」 「やっ、めろぉ…!!」 ツンっと硬くなった乳首がぶらじゃーの上からでも形がわかるぐらいになってやっと銀は手を離した 尖った乳首を起毛が余計にくすぐるせいで腰がじくんっと疼く くっそぉ… 銀は嬉しそうにくすくす笑って『デート、楽しみやなぁ』なんてのんきな事を言っていた

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