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おまけ 三人組

「ホントだよ!!ホントに見たんだって!!」 「そうそう!!話したもんなぁ?」 「なんかいい匂いした!!」 月曜日 俺ら三人は週末に遊園地で見たものの話しをしていた クラスの奴らは「え~?」となかなか信じてくれない 「ホントだって!!まなみちゃんって名前でまなって呼ばれてた!!」 「スタイル良くてお似合いって感じだったんだって!!」 「なんかいい匂いした!!」 朝から何度も訴えてるけれどいまだに皆信じてくれなかった 「なぁ杉田!!そうだよな!!お前はまなみちゃん知ってるんだろ?」 「えっ!?…ぅ、あ…あぁ…まな、み…ちゃんね…」 頬付本人がまだ登校していない今まなみちゃんを知ってるのは杉田しかいない 杉田に話を振ると杉田はおおげさにびくっと体を跳ね上がらせた やたらと顔が赤い 「なぁ?まなみちゃんって名前だろ?身長すごい高くてさ、こんくらいの髪の長さでめっちゃ恥ずかしがり屋な子だよな?」 「え…えっと…う、うん…たぶん…そう…かな…?」 「ほらぁ!!」 クラスメイトに勝ち誇ったような顔を向ける そこでやっと皆はざわざわしだした 杉田はざわつく教室をみておろおろしている ……?へんなの? その時ちょうど教室の入り口から頬付が入ってきた 「おぉ!!頬付!!なぁ、お前昨日彼女と一緒に遊園地にいたよな?」 「ん?あー…んー…」 頬付は曖昧な返事を返しながら自分の席までやってきた チラッといまだにおろおろする杉田を見てからふふっと笑って席に着く それを見て杉田はいつもみたいに頬付の脇腹にパンチをを食らわせていた ?なにしてんだこいつら… っていうかそんな事より… クラスのやつは皆頬付の彼女の情報が気になるらしく頬付に注目している 「なぁ頬付!!会ったもんな?」 「んー、せやなー…」 頬付がけだるげにそう返事をした 頬付が肯定したことでクラスのざわざわも大きくなる それに比例してなぜか杉田のおろおろの度合いも大きくなって行った そんな杉田の様子を見て頬付がにんまりした気がした 「あの後とったプリクラあるで?」 「「「「「おぉ!!」」」」」 「!?」 ノリ気になった頬付にクラス中が一気に沸く 杉田だけはひどくびっくりした顔をしてたけど… へんな杉田… 頬付は鞄から一枚のプリクラを取り出した

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