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おまけ 先輩の本音

え… 先輩に膝枕してもらって頭を撫でてもらったりほっぺに触れられたりしていたら目隠しされた 先輩が楽しそうだからそれならいいやとされるがままになっていたら突然ふにゃっと柔らかい物がオレの唇に触れた 「………」 「………」 思考が停止する 先輩も何も言わなくて少し遠くで騒ぐ生徒の声が聞こえるだけだった まだ目は先輩の手で覆われてて外を見ることはできない 少しするとふにゃふにゃした柔らかいそれは離れて行った 「………先輩…?」 「……なに…?」 少し待ってみたど先輩は何も言わないままだから自分で口を開く すると遠慮がちな声が帰って来た 今度は目元の紺庄先輩の手に自分の手で触れてみた 「先輩手…離してください?」 「っわ、だ、だめ!!ダメだよ!!」 先輩の手を握ってそこから剥がそうとしてみると 先輩に慌てて強く目を抑えられた さっきのって…… 唇にのこる感触を思い出す やわらかかったことは覚えていた 「………先輩…さっきのって…」 「………」 手を離そうとしない先輩に目隠しされたままそう尋ねる 先輩が身じろいだのがわかった 「………」 「………」 先輩は黙っている でもしばらくするとそっと口を開いた 「………だ、って…」 「………」 「だって…ただでさえこういうの…少ないのに、最近…ほとんどなかった…から…」 「………」 「おれ…も…猛に触りたくなった…って…いう、か……」 きゅっと先輩の手に力が入るのがわかった 先輩もオレに触りたいって思うんだ…… 先輩から告げられたタイムリーな本音に少し体が熱くなった

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