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病人の誘惑
薬を飲ませて一安心したところでとりあえずおかゆを作ったっきりになってた台所を片づけてきた
まなは薬を飲ませてから急におとなしくなって何も言わずにソファに座っといてくれた
まなの口の中あっつかったなぁ~…熱の時ってあんなに熱くなるもんなんやな…
そんな事を考えながら最後に洗い終えたおかゆの皿を食器カゴに立てた時にゅっとオレの後ろから脇を通って手が出てきてそのまま胸に抱き着いてきた
後ろを振り向くともちろんやけどまなやった
まだぽやんっとした赤い顔をしている
また寂しくなってきちゃったんやろか?
「まなどしたん?またさみしくなったん?」
「………」
でもまなは首をふるふると横に振った
すこしだけ恥ずかしそうに眼を伏せている
「眠くなったん?あの薬眠くなるやつなんかなぁ…?とりあえずお皿も洗い終わったしまなの部屋にもどろか?」
「………ん……」
まなが眼を伏せたままこくんと頷いた
やっぱねむいんかな?なんか静かやし…
「銀…」
「ん?」
「……だっこー…」
「えー?…特別やで?」
まなはソファに一度戻ると腰を下ろして体に毛布を巻きつけてからオレにむかって手を広げて抱っこーっとねだった
まなの脇とひざ裏に手を通してお姫様抱っこみたいな体勢で抱き上げてやるとまなは頭をぴたっとオレの鎖骨辺りにくっつけてきてた上目づかいで見上げてくる
頬も赤いし、寝間着の緩い服の襟の部分からはまなの鎖骨が見えていた
正直さっき薬を飲ませるためにキスした時からずっと我慢していた
「はいまな到着、ちゃんと毛布かぶって暖かくしてな?」
「…………………………」
「……まな…?」
「…………銀……」
部屋のベットにおろしたまなはさっきよりもより赤らめた方でオレを呼ぶときゅっとオレの手を掴んでベットに座るように促した
手を握ったままおとなしく座ってやる
まなはしばらくオレの手を握ってもんもんと考えとったけれど少しすると口を開いた
「………ぎんー……」
「なぁに?」
まなはゆすゆすとオレの手をゆらしながら続けた
まなが言いだしたのはまさかの提案だった
「ぎんー…あの、ねー…」
「んー?」
「まな、ねぇー…………えっち、したい……」
「……へ…?」
ぼやっとした顔のまなの手がオレの手の平から腕を伝ってオレの体に触れる
そしてそのままオレの体に手をまわしてきゅっと抱き空いてきた
上目づかいで首を傾けている
「ねー…しよぅよぅ……まな、ねぇー……からだ、あつ、いー………」
「…………」
「ぎぃんー……」
まなはさっきのキスでスイッチが入ってしまったらしくしようしようと聞かない
挙句にまなはとうとうオレの足に自分の股間を擦り付けてきた
そこはもう硬くなっている
「ねっ、ねっ?…ぎん、しよぅ…?しよぅよぅ…?」
「………まな、熱また上がるで…」
「いいー…」
「うーん…でもなぁ…」
「……むー…」
魅力的な誘惑やけどまなは病人や、しかも意識もいつも通りではない…
でも正直まなはエロいしお預けくらってむらむらしてるしで理性の抑えが外れかかっていた
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