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暴露

女子の集団が目を潤ませ上目使いで銀を見つめている クラスメイトもみんな銀に注目していた でも…銀がこれで否定してくれたらきっとこの変な噂も収まるだろうし… そう思ってひとまずほっとした 誰かになにか…その……そういうのを見られたのかな…注意しないと… そんな事を考えつつも安心しきってた俺に銀の答えは衝撃だった 「……あぁ…せやで…」 「…えっ!?」 「ッ!?」 「えぇぇえぇえぇ!?」 クラス中から驚きの声が上がる その声の中には俺の声も含まれていた な…なんで…!? 慌てて銀に視線を向ける 銀と目があったけど銀は何を考えてるのかよくわからなかった 銀、そうだって言った!?俺と付き合ってるって!?こんなとこで!? 頭が混乱してグルグルする でもそれを考える間もなくわっと人が押し寄せてきた 「杉田今のマジ!?」 「マジで頬付と付き合ってんのかよ…」 「恋愛感情…なんだよな?」 「え…ゲイとか…そう言うのってこと?…」 「そう言えばこいつ志波にもさぁ…」 主にクラスの男子にもみくちゃにされる 質問攻めにされて目が回りそうだ チラッと見えた銀の方には女子が何層にも重なってさらに激しく質問を投げかけていた 銀があんな風に答えたせいで俺らのクラスには他クラスや他学年からも人が大量に集まって来てた ど、どうしよう…どうしよう… 再度銀と目があった銀は何も考えてないような良くわかんない視線をこっちに向けていた 「ちょっと杉田あんたどういうことよ!!」 「いつからなの!?頬付くんが男となんて…ありえない!!」 女子も集まってきていろんな声が掛けられた ただの好奇心から、嫉妬、皮肉、嫌味、嫌悪… そのほとんどがマイナスな意味合いを秘めていた 沢山の声を一度に掛けられてうまく考えられなかった 頭がぐちゃぐちゃしていろんな嫌な聞きたくない声が頭にガンガン響く するとその言葉が口を突いて出ていた…

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