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ハーレム
………さすがに嫌いは言い過ぎた…
学校行ったらちゃんと謝ろう…
そう思って俺は学校に行った
なのに…
「頬付クン?今日遊びに行こうよ~」
「え~ずるぅ~い私もいきた~い」
「やだぁ、だ~め、私と遊ぶってやくそくだも~ん」
………………クラスの後ろの窓際にハーレムが出来上がってた…
俺も含めクラスメイト(男)も全員あっけにとられてる
「…あの、学?」
健斗が良くわからないと言う顔で寄ってくる
俺だってイマイチ状況が理解できない
「あ、「学」?おはよお?」
「っな!!」
ハーレムの中心からアイツの無駄にフェロモンたっぷりな声が聞こえてくる
真ん中で1年から3年までありとあらゆる女子に囲まれ腕を取られた銀が見えた
こっちを見てニコニコ笑ってひらひら手を振ってる
「…あの、なんかあったの?」
健斗が遠慮がちに聞いて来る
「知らない!!!」
なんだよ!!昨日と言い今日といい…あてつけかよ!!
健斗に八つ当たりしてそのまま踵を返して教室を出た
「せんぱ~い、昼飯~うわ…」
「あ、ビックリするよね…」
昼になってもハーレムは消えなかった
というかむしろ拡大してた
授業が始まるなり銀はあの女の子の束と一緒に教室からいなくなった
でついさっき戻ってきた…
倍ぐらいに増えてる…
「あれ、頬付先輩ッスよね…?どうしたんスか?」
「知らない!!昼食べに行こ!!」
猛が来るなり健斗と猛を引っ張って教室を後にした
もうあいつのいるところに1秒もとどまりたくなかった
「え、いいんスか!?頬付先輩置いてって」
「あの子たちと食べるんじゃない!?」
くっそ…朝からイライラが引かない…
なんだよなんだよ!!もともと俺悪くないし…
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