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優しい

……………心地いい… 朦朧とする頭でそんなことを思いながら起きた だんだん意識がはっきりしてきて周りを見る 俺は銀の体に腕を絡めた状態で、銀は俺の背中に手を添えてるだけなのに自分だけきつく銀を抱きしめてるのがめちゃくちゃ恥ずしかった しかも銀の首や鎖骨の辺りにはたくさんの小さいキスマークがついてる 余計恥ずかしい …………あれ…昨日…結局どうしたんだっけ…? イマイチ記憶曖昧だった この様子からヤったんだろうけど… 風呂入って、体洗って、で痛いの嫌だから解して……? 記憶がはっきりしない… とりあえず体を起こすと腰に激痛が走ってめまいがした頭がガンガンと痛む 座ったは良いけどそこから動けない…?なんでだ?腰はわかるけど… 「………まな…起きたん?」 「あ、銀…」 ビックリした、声もガラガラでひどいことになってた 頭と腰が痛くて背中を丸めてたら銀が水を持って来て背中を摩ってくれた 銀はヤったあとすごく優しい、丁寧に大事に扱ってくれるのが嬉しかった カラッカラになっていたのどに水が染み込んでいく 「大丈夫?辛い?」 「…頭と腰が痛い…あと…少し気持ち悪い…」 「ごめんな、旅先で疲れたんかな?」 なぜか銀がニヤッと笑ったような気がした 銀の手がオレの首や耳に触れて額を合わせられる 顔が近い… 「んー?ちょっと熱い?熱出た?」 「っや、あの…大丈夫…だから…」 顔が赤いのを悟られたくなくて銀の手を掴んで離れようとするけど体がふらふらして言うことを聞かない 「まな…」 「……っあ…ン…」 そのまま銀が唇を寄せてきてキスされる ついばむようにキスされリップ音が部屋に響いて恥ずかしい でも気持ちいい…… 今日は銀がいつもよりもっと優しく思えた 最後にちゅっと唇を吸われて離される 今のキスならもうちょっとされててもよかったかも… 「なに?もっとキスしたい?」 「…………別に……」 「オレにキスしたいなぁって思うことあるんやろ?」 「…………?…」 物欲しそうな顔をしてたのかも知れない、銀にそう言われた 「ほら、したいならしたいって言わんと…」 銀に頭を撫でられ、親指で唇を揉んだりなぞったりされる 「………さっきの…もう一回したい…」 「フフッ…」 思わずぽろっと口からこぼれてしまった 銀が満足げに笑って顔を寄せてくる ………気持ちいいなぁ… 銀の唇がくっついては離れてく くすぐったくて気持ち良い 頭も腰も痛いしあんまり体調は良くないけど気持ち良かった そのあとも銀は優しくし続けてくれた動くのも痛くてだるい俺を布団に寝せたまま体を拭いて、服を着せて、荷物の準備までしてくれた

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