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またしようね
「いたたたた…」
「……スンマセン先輩…」
先輩は今オレに寄りかかって腹を押さえてぐったりしてる
「ご飯…半皿しか食べれなかった…」
先輩が涙目でそんなことを言い出した
……それっすか…
どうやらオレは「後処理」をしないといけなかったらしい
男同士でやるときは…その…肛門を使うわけで…そこに精液を入れたら掻き出さないと腹を壊すらしい…
紺庄先輩は旅館でバスの時間になるまでずっとトイレに籠っててげっそりして出て来た
そのあとバスに乗ってからももオレの服の袖をぎゅうっと掴んで涙目になってる
なんか……ほんと…申し訳ない…
「……先輩…ホントすいません…」
「いいよ、知らなかったんだし、大丈夫だよ」
先輩がそう言ってくれるけどそれが余計罪悪感を募らせた
だめだ…オレ…
再度自己嫌悪に陥る
もっとちゃんと頬付先輩に聞いておくんだった…
そうやってうつむいてたら紺庄先輩がオレの肩を引っ張ってきた
「本当に大丈夫だよ?だからさ、気にしないで」
「………でも…先輩…」
「大丈夫だって」
先輩に頭を撫でられた
伸びあがって撫でる感じが可愛かったけど罪悪感は消えない
「う~ん…じゃあ今度また唐揚げ作ってくれたら許すから!!あ、あと卵焼きもね」
「…………わかりました…」
「あ、セロリとかピーマンとか人参入れないでね!!」
「…………それはダメです…」
「えー!!!」
先輩が頬を膨らませてる
それが面白くて笑ってしまった
「あ、あとさ…」
「はい?」
ちょいちょいと先輩がオレに手招きをしてオレの耳に口を寄せる
「……………」
「!?」
「ね?」
「…………ハイ…」
…あーもう先輩かわいすぎる…
先輩はオレの耳元でそっと「またしようね」って言った
あー顔熱い…
「次は…ちゃんとします…」
「うん」
先輩は笑って頭を撫でてくれた
「じゃあ…セロリも…」
「それはダメです」
「ケチ!!しずちゃん先輩に言うから!!」
………かわいい…
ぷーっとふくれてそっぽを向く先輩はホント可愛かった
……姉貴に言われるのはちょっと困るけど…
でもなんだかんだ言って旅行はめちゃめちゃ楽しかったな…
ちょっとだけ頬付先輩に感謝した
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