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銀の誕生日 計画通り
8月17日
今日はオレの誕生日やった
「ホントごめん…でも!!ちゃんと今度埋め合わせするから!!」
「……ええ…いらん…」
まながあわてている、それを煽るように大きくため息をついてソファに座った
あー焦っとる焦っとる
そもそもオレはあんまり自分の誕生日に興味がない
先週旅行から帰ってきてスマホを開いたらビッチからメールでオレの誕生日に一緒にカラオケに行かないかと誘われてその時気づいたぐらいやった
もちろんそれは断ってる
「っや、今日さ、銀の言うことなんでも聞くから!!だから…」
「言ったな?」
「へ?」
「オレの言うことなんでも聞くんやな?」
「…………」
これを待っとった
今朝まなに電話した時点でまながオレの誕生日を忘れとるのはわかってた
だからこれを言わせようとおもっとった
そもそもまなに誕生日を言ったのは転校してきた日に自己紹介で言っただけやしまなが覚えてなくても別にどうってことは無い
だからむしろ家に来たときにケーキを渡されたことの方がびっくりした
「じゃ、まな服脱いで?これ着て?」
「っや、やだよ!!なんでそんな…」
「言うこと、聞くんやろ?」
「…………」
「まーな?」
「…………今日だけだからな…」
まなはオレの用意した白いふりふりのエプロンを持ってリビングから出て行こうとした
「どこ行くん?」
「や、着替えに…」
「ここで着替え」
「はぁ!?」
「今日オレ誕生日なんやけどな~」
「……………」
まなは顔を真っ赤にしている
しばらくこっちを睨み付けて渋っていたけれど再度「約束やろ」とたたみかけると言うことを聞いて服を脱ぎだしたソファに座ってそれを悠々と眺める
まなは「見んな…」と悪態付きながらも結局全裸になった、素早くエプロンで前を隠そうとする
「まな、こっち来い、まだエプロンつけちゃダメやで?」
「…やだ…」
「ダメ、来い」
「……カーテン閉めろよ…」
「自分でやりや?」
まなは窓の近くに置いてあるソファに来るのを恥ずかしがっていた
よっぽど恥ずかしいんやろう
平日の昼間に一人だけそんなかっこうさせられて……
これも散々渋ったが結局裸のままそろそろとオレの正面まで歩いてきた
「手、後ろに回してソファ乗り」
「……………」
まなは顔を真っ赤にして言う通り手を背中に回しオレの膝に跨るようにソファの上に乗った
まなのそこはもう半勃ち状態だった
先がもう濡れ光っているような気がする
そんなまなの手からエプロンを取って腰に腕をまわして背中で結ぶ
「…んン…」
「ふふっ…えっち」
エプロンの生地が半勃ちのそれの先に擦れたらしくまなが艶っぽい声を出す
これからすることを考えるだけでゾクゾクした
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