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その頃…【銀、学】
「ほら、メイクウォータープルーフにしといて良かったやろ?」
「うぉーたーぷるーふ?」
「カメラとかで聞かん?」
「聞かない」
「水にぬれてもメイクが落ちないって事」
「ふ~ん?」
体育館の後ろの方でまなと並んでリンゴ飴を食べながら健斗と猛が注目を浴びるのを見とった
って言ってもオレは食っとらんけど、まなが食べとるだけ
…………リンゴ飴ってちょっとえろいよな…
まながリンゴ飴を唇に当ててボーっと健斗たちを見てるのを見て思った
ムラッ…
「まな?」
「なに?」
「…………」
「ッ!?」
左手でまなの手にあるリンゴ飴を口から離させて腰を曲げてまなの口にキスした
まなが顔を真っ赤にしている
………リンゴ飴みたい…
「リンゴ飴味…」
「……ッ…!!」
「いたっ、いてて、まな、叩かんでや、叩くのはあかん」
「~~~~~~ッ!!」
まなは声が出ないみたいで口をはくはくさせた後オレを叩いてきた
かわええなぁ~…
「…っば!!こんなとこで!!見られたらどうすんだよ!!」
「でも、誰も見とらんし?」
まなの両手を掴んで抵抗できないようにする
まなは顔を真っ赤にして目を逸らす
「もう一回してええ?」
「!?」
「ほら、みんな健斗たちの方見とるしその隙に…」
「っだ、ダメに決まってんだろ!!」
「まな、好き」
「…っう…」
「………大好き」
まなが目を伏せる
好きって言うとまなはいっつもおとなしくてちょっとだけ素直になる
「それ…ズルいって…」
「ふふっ、知っとる…」
そのまま再度キスする
下唇を食むようにまなの唇を吸う
ちゅっと音が鳴った
まなが「…ぅ、っん…」とエロい声を出す
「や、めろよ…音、ばれる…」
「でもまなも声漏れとったやん」
「……もうだめ!!もう終わり!!」
まながオレの手をはらってしっしってする
耳までリンゴ飴と同じ色だった
「好きやで」
「…………俺もだよ…」
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