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昼寝

「なぁーまなー遊ぼうやー」 「いやだって、そこでまなちゃん寝てるんだぞ!!」 「それってそいついなかったらやってもええってこと?」 「違う!!」 さっきからなかなか銀は諦めてくれない 脇に玩具箱を置いたまま俺を後ろから抱きすくめてだだをこねる 「あれ?でもまな乳首勃っとるやん?」 「っひ!?」 いきなり銀が服の上から乳首を突いてきた 気を抜いてた時にいきなり刺激を受けて体が跳ねる 「ほら、服の上からでもわかるぐらいぷっくりしとる…」 「っあ、やめ、ろ…」 「どんどん硬くなっとる…」 「んぁ…!!」 「布と擦れんの、気持ちええんや?」 銀はそのままスリスリと服越しに乳首を擦ってくる 布越しで引っ掻くようにされたりしてくすぐったい まなちゃん隣で寝てんのに!! 「…やめろ…ってば!!」 「いたっ!!」 勢いをつけて頭を後ろに振るとごんっと鈍い音がした 頭がズキズキするでも乳首を刺激してた銀の手は離れて行った 片手で頭を押さえもう一方で胸を覆った ………なんか…女みたい… 「いててて…まなすぐそやって手が出る…あ、頭か…」 「お前が言うこと聞かないからだろ!!」 銀が顎を摩りながら言う 「もう知らん!!!」 そのまま立ち上がって銀の膝の間から抜けようとした でもそれを銀に引き留められる 「だからやめろって…」 「やらんから」 「?」 「やらんからここいて」 「…………」 銀が突然肩に腕を乗せてそのままうなじに顔を埋めてくる 銀の吐息がかかってゾクゾクする 「…………どうしたんだよ……」 「…んー…眠くなった…」 銀の髪が首元をくすぐってくる 「普通に布団敷いて寝ろよ…」 「…めんどい…し、ここがええ…落ち着く…」 だんだん銀の声が小さくなってってそのうち聞こえなくなった すーすー寝息が聞こえ始めた 「銀?」 「…………」 「…寝た?」 「…………」 ………寝た… 疲れてたのかな… まなちゃん昨日からいたみたいだしきっと昨日からこんな感じで子供嫌いの銀にとっては大変だったんだろうな… ……っていうか…銀が居眠り以外でほんとに寝てるの見るの初めてかもしれない… いつもヤる時は俺の方が先に寝て後に起きてたし、寝てると思ったら大概が狸寝入りだった 俺の肩に顔埋めてるから顔は見えないけど… 無防備に寝息をたてて眠る銀はちょっと……その…かわいい気がした 一瞬布団敷いてやろうかとも思ったけど動いて起こすのも悪い気がしてそのままにしといた 「………」 「………」 ………ちょっと眠い…かも… 日光と銀の体温が暖かい… 俺までうとうとしてくる ……ちょっとだけ…ちょっとだけ俺も寝よ…

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