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ドアを挟んで
「…ッン…んっー…っぅん…!!」
…みーっけ♪
2階の西トイレの個室がひとつだけしまっていてうんうん唸り声(ちゅうか喘ぎ声やけど…)が聞こえていた
やっぱおった
思ってた通りで笑いがこぼれてしまう
でもまな全然オレが入って来たの気づかんな…
コレもし別のやつに聞かれてたらどうすんねん…
「…っんく!!…ぅ…」
本人はコレ声おさえとるつもりなんやろな~
そう思うと可愛く思えて来た
とりあえず廊下に用具箱から取り出した清掃中の立札を出しとく
まなはそんな作業で出る音にも気づかずにオナニーに没頭してた
まな一回始めると夢中やもんな~
自分で焦らして焦らしてぐずぐずに熟れきったまなを想像してぺろっと舌舐めずりした
しかもサッカーユニフォーム…
今度チアもやるみたいやし?
………やっぱこんどまなにかわええ下着買ったろ…
「…っう、う~…んー」
「まーな?」
「!?」
もうそろそろやなと思ってまなに声をかけた
多分今まなは寸止め状態やと思う
まぁこんな状態やとイクにもイけんやろうけど…
はぁはぁとまなの荒い息使いだけが扉の向こうから聞こえてくる
まなは何も言わなかった
今まなどんな顔しとるんやろ?
「まーな?」
「!?」
今度は扉をとんとん叩きながら声をかけた
ビックリしたリアクションをとっていることが手に取るようにわかった
「まーな、あーけーてー?」
「………ぎ、ぎん…?」
「せやで?」
まなの声は裏がえっとった
まぁこのまま開けてって言うてもまな開けてくれんやろし…開けてくれても服直してかろうじて勃っとるってぐらいやろし…
そんなこと考えてる間にごそごそとまなが服を着だす音がする
「まな、そのまま服着たり体勢動かしたりしたら前の旅行の時の動画と写真猛と健斗に見せるで」
「!?」
ごそごそいう音が止った、猛と健斗って辺りがリアリティあってホントにされるかもって思ったんやろ
だってそう思わせるために言ったんやし
「まなここあーけーて?」
「っや、やだよ…」
「動画は?」
「…………それ出すなよ!!」
「じゃ、あけて?そのままの格好でそのままの姿勢でな?」
「…………」
もうひと押し必要かと思ったけどカチッと音がして鍵が開いた
さーて…
もう一度ぺろっと舌舐めずりをしてからドアに手をかけた
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