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5人でお昼?

「せんぱーい、弁当持ってきましたよー」 「あ、猛だ!!」 いつもみたいに猛が来て健斗が猛のところまで走って行く 俺も銀起こしていかないと… そう思ったらまた志波に声を掛けられた 「ねぇ、学、彼は?」 「へ?」 「ほら、あの健斗と仲好さそうにしてる子さ」 「あ、猛?猛は俺らの後輩で健斗の…か、彼氏?」 一瞬言うか迷ったけど二人とも隠してないことだし変に隠すのもと思って言った 志波はへぇ~っと感心して二人を眺めてた まぁ…自己紹介で同性愛者ですって言うぐらいだし海外にいたならそう言うのにも偏見ないか… そういうのに偏見って言うか嫌悪するのも十分にわかるけどやっぱりそう言うのを目の前で聞いたりするとやっぱり心痛い部分があった だからそう言うのに偏見のない人を見ると気分がよかった 「まなぶ~行くよ~?」 そうしてたら健斗に呼ばれた そうだ、銀起こして昼飯行かないと… 銀の肩に手をかけて軽く揺する 銀はあんまり眠りが深くないみたいですぐに薄く目を開いてチラッと時計を確認してから机の端にかけてたコンビニの袋を持って健斗たちの方へ向かった 「ねぇ学、俺も一緒にお昼食べちゃダメかな?」 「…え?」 「ほら、俺まだあんまり友達いないからさ」 「お、れは…良いけど…」 志波、初日から人気者だしきっと志波が声かけたら喜んで一緒に飯食うやついっぱいいると思うんだけどな… そう思ったけど別にダメな理由はないから了承した でも後ろから視線を感じてハッとする ゆっくり首をまわすとまた銀が無表情なままキレてた 志波に向けられてた視線がゆっくり俺に向けられて見据えられる ヘビに睨まれた蛙の気分だった 「志波君も来るの?おいでよ!!猛ね、すっごい料理上手なんだよ!!!」 「へぇ~そうなんだ、すごいな~今度日本食の作り方教えてもらおうかな~」 「唐揚げがね!!スッゴイおいしいんだよ!!ね?猛良いよね?志波君一緒でもいいよね?」 「オレはいいっすけど…」 猛が苦笑いして俺の方を見た わかってるなら助けろよ… すると志波がニッコリ笑って今度は銀に声をかけた 「ね?銀くんもいいよね?」 「…………」 銀の目線が俺からそれて志波に行った 志波はニコニコ笑って銀の返事を待っていた し、志波はこういうのに鈍感なのかな… 志波が「ね?」っと首をかしげて銀に返事を仰ぐ 「…………勝手にしや……」 そう言って銀はすたすた先に行ってしまった

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