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実は高2の2月です

「…………」 「なぁ?なぁまな?」 「…………」 「なぁまな?聞いとる?」 「………ッ」 「なぁ?まーなったら…」 「ッ~~~~~~」 「あ、ここ違う…」 「もう!!!うるさい!!」 横からつんつん頬を突いてきたりわざと問題集の上に寝そべる銀を小突いた 今銀の家で勉強をしてる最中だった 家に帰って今日は勉強しようと思ったところで銀に家に来いって言われて断ったのにずるずる引きずられて連れてこられた… 「もう高2の2月だぞ!!!」 「…?……せやな?……」 「せやなじゃねえよ!!」 そう…もう高2の2月… 次の期末の成績は受験なんかにも掛かり始めるだろうししっかり点は取らないといけなかった テストまであと一か月ちょっとぐらい 勉強はやっぱり家ですべきだった… 無理やり銀の下にあった問題集を引っこ抜いて銀と距離を置く 「今日勉強するって言っただろ…お前も勉強しろよ…」 「え~だるい」 「黙れ、やれ」 「ん~今休憩中…」 「さっきもそう言ってただろ!!!」 「まなも休憩しよや」 「しねえよ!!今日あと5ページぐらいはやらないと…」 「んー…後でな…」 「お、い!!…あ!!!離せ!!!服に手入れるな!!」 銀が俺からシャーペンを奪ってノートと問題集を閉じさせてベットに誘った 誘ったって言うか運ばれた… にんまりした笑みで俺を担ぎ上げてる 「まな最近そればっかやもん」 「そのたびにこんなことばっかしてるだろ!!離せ!!!」 「ダメ、休憩休憩」 「何が休憩だよ!!そんなことしたら今日疲れて勉強どころじゃ…」 「あれ?別にベット座って一緒にゆっくりしよかな~と思っただけなんやけど?………もしかしてまな、エッチな想像してたん?」 「!?」 「しゃあないなぁ…えっちなまながそう言ったんやし?オレはそんな気なかったんやけど?」 「…え、や…ぎ、ん…?」 「まなが言ったんやで?」 「ッ~~~~~!!!」

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