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テスト返却

そんなこんなで3日間 長かったテストが終わった 「テスト返すぞ~」 「うぇ~」 「げ~」 「…………」 そう言って担任が教科ごとに一つづつテストを返してその後に教科別の先生が来て解答や配点なんかを話してった そうして一日が終わった 「まな~どうやった?」 「……………」 銀が余裕そうな表情で聞いてきた にんまり笑ってるから自信があるんだろ… 銀の方にずいっと俺のテスト用紙を突き出した 「…………」 「…………」 「ど…どう……?」 「どう…って……普通…?でも数学よく出来とるやん」 「…………」 思わず顔がにやけかける 俺はかろうじて50点は無かった 一番低いのでも67点で数学は勉強した甲斐もあって80点だった ふふ…っと声が漏れる なんだか今回のはなかなか難しかっただけに嬉しかった 「………まなぶぅ…」 「?健斗?どうだった?」 「……………」 健斗はゆっくりとテスト用紙を持ち上げて見せてきた 全部55とか53とか危ないラインだったけど50点以下は無かった しかも英語に限っては75点も取ってた 健斗がにんまりと笑ってえへえへ言い出した 「これで、唐揚げ…エビフライ…ハンバーグ…ふふふ…」 「………」 すでに健斗は幸せそうで今にもよだれが垂れそうだった あ……そう言えば…おねがいって…… 銀の方に顔をまわすと銀が思い出した?って顔でこっちを見てた で…でも…順位…まだわかんないし…… うちの学校は上位30人が廊下に張り出されることになってた きっと今日の帰りには張り出されてるはず…… そう思って自分を慰めてると今度は志波がひょこっと顔を覗き込んできた 「ふふっ、楽しみだね?学♥」 「…………」 終わった…… 銀はまた近いだのなんだの言って志波とギャーギャーやってたけど俺はそれどころじゃなかった 銀と志波が本気でどっちも一位じゃないなんて事…… がっくりとうなだれた

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