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銀さんはご機嫌斜め
「学!!じゃーねー!!」
「……ばいばい…」
電車のドアの向こうで嬉しそうな健斗が猛とつないでない方の手をぶんぶんと振る
遠慮がちに手を振りかえす
隣には一見いつもと変わらない銀が立っていた
結局あれからあの貰ったチョコレートをどうすることもできず、銀にもチョコレートを上げられないまま放課後になってしまった
今は銀の家に向かってる
チラッと銀を横目で見上げた
銀が俺に気付いて笑って首をかしげる
「なした?」
「………別に…」
…………やっぱり機嫌が悪い……
重い気分のまま銀の家に向かった
…俺がチョコレート受け取ったから…?…それともチョコレート渡さなかったから…?
銀はあんなにたくさん女子に囲まれてたのに猛から貰ったチョコレートケーキ以外一つも持ってなかった
余計に罪悪感が募る…
そうだよな…銀は俺のためにわざわざあんなにたくさんの女子に断ってくれたのに俺はあの子のも志波のも貰っちゃってるし…銀にチョコレート…あげてないし…
ズーンと気分が重くなる
そうこうしてるうちに銀の家についた
「お邪魔しま…」
「まな…」
「えっ…?…っわ!!」
カチャンとドアが閉まる音と同時に俺の体が浮き上がって銀に抱きかかえられていた
そのまま大股で銀の部屋まで運ばれてベットの上におろされる
「ぎ…ぎん…」
「なに?」
やっぱり機嫌悪い!!
もう銀は機嫌が悪いのを隠す気もないらしく機嫌の悪そうな顔で機嫌の悪そうな声をしている
乱暴にネクタイを外して迫って来た
「やっ…あの…銀…!!」
「なに?」
「ご、ごめんって…」
「……ふ~ん?……で?」
「え、あ…ぅ…」
「何もないん?じゃあええな?」
「あ!!っわ!!」
躊躇してたら押し倒されてキスされた
喋る暇も与えてくれないぐらい激しく舌を絡められる
「んっ…っはぁ…ま、って…」
「やだ、待たん」
「っひ、ぅ…ん!!」
しかも激しくキスしたまま俺のネクタイも外してシャツをはだけさせていく
そしてズボンにも手を伸ばしてきた
「あっ!!っや!!待って!!」
「……………」
「……や、ぁ…」
「………まな…なにこれ……」
「…み…るなぁ……」
銀が動きを止めてズボンを降ろさせたそこをじっと眺めて目を見ひらいていた
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