419 / 1015

乱暴

「……もう今日ここ泊まるけど…ええやろ?」 「え、あ…う…う、ん…」 銀が手慣れた様子で部屋を選んでる 前来た時のと違って全部機械でやるみたい?であんまり恥ずかしさはなかった ………って言うか本当に大丈夫なのか…俺も、銀もまだ17だけど… そんな心配をしてるうちにまた銀に手を引っ張られて中に入った やっぱりなんだかなれた風で初めて来たわけではないんだろうなぁと思った 「銀…来たことあるの?」 「………まぁ…」 「そっか」 …静香さんとかな…… 前銀が静香さんは銀の初めての相手だって言ってたのを思い出した でも別にもう嫉妬したりしない 銀だって今は俺が一番って言ってくれたし静香さんだっていい人だ その時は銀も静香さんもお互いにお互いの事が本当に好きだったからそういうことをしただけで別にそんな事にどうと思うほど心も狭くない 確かに嫉妬とまで行かなくてもちょっと羨ましさ?みたいのを感じても不安になったりはしなかった ……だって俺だって現にこうやって銀としてるわけだし… そうしてるうちに部屋について銀に引っ張られて部屋に入った この時までずっとあれやこれや考えごとをしてたせいで銀の様子がおかしいことに気付かなかった 「あの、銀……」 「…………」 「ぎ、銀…?」 銀はドアを閉めて鞄を置いたと思ったらすぐにオレを引っ張ってそのまま放り投げるみたいに俺をベットに押した 「痛…」 「…………」 「ん!!っぐ…うぇ…」 むりに引っ張られた手が痛くてそこを摩って確認しようとしたら銀もベットに乗ってきていきなり口に指を二本突っ込まれる 銀の長い指を根本まで咥えさせられて嗚咽が漏れた 生理現象で涙が出る 「う…うぅぅ…ぎ…ん…えぐ…ぅえ…」 「…………」 「ぎ…ん……?」 そこでやっと銀がおかしいって気づいた 銀はセックスするときだいたいはキスからする キスしながら服を脱がしてその後もしばらくは舌をからめられたりして始めは長くキスして息がまだ続かなくてはぁはぁなるまでしてた 今日はそれもない やっと口から指を抜いてもらえて苦しさから解放されたと思ったら今度はごろんっと体を転がされてうつ伏せにさせられた なんだか乱暴な感じだった… 「え、っや…ムリ、銀まだそれだけじゃ…」 「………」 「ッイ…!!たぁ…」 銀はそんな声も聞こえないみたいに二本の指を俺の中に押し込んできた ぶちってなんか切れたような気がする… いたい… じわぁって涙が滲んできたシーツに顔を埋めるけど怖くて後ろは締まって硬くなって前も勃つはずがなかった

ともだちにシェアしよう!