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弟の彼女

「これ…って…」 彼女ちゃんがわなわなと手を震えさせて絶望したような表情を浮かべるのを見て思わずニヤケそうになった 計画通り 写真を全部見終えた彼女ちゃんは力なくベットに座ってうつむいてた その隣に腰を下ろす さっきまでオレの事を警戒してた彼女ちゃんはそんな事も気にしなくなった 「さっき友達から送られてきたんだ…」 「………」 なーんてね、うそうそ 始めから別のセフレに写真頼んどいただけだし でもそんな事表に出さないでさも悲しそうに続ける そっと肩に手をまわした 「悲しいよね…ずっと恋人だと思ってた相手に二股かけられてたなんて…」 「………」 彼女ちゃんはじーっとして何も喋らない 出来るだけわざとらしくならないようにしながらも確実に彼女ちゃんがショックを受けるような言葉を選んだ 別にこの子に優しくする義理とかないしー ちょっとしたら彼女ちゃんが震える唇を開いてやっと喋った 「でも……別に浮気相手って決まったわけじゃ…」 やっと絞り出したのはそんなセリフだった ふふっ、銀の事信じてはないけど信じたいと思ってるって感じかな? 「じゃあ友達とアクセサリーショップいってプレゼント買ってあげたりするのかな?」 「それは…」 「現に銀は君の誕生日に他の女の子と買い物に行ってるんだよ?君の事なんて忘れて…」 「………」 また彼女ちゃんは黙ってうつむいてしまった もうひと押し… 俯く彼女ちゃんに両手で抱きしめる 力なくオレに寄りかかって抵抗しなかった まぁ…顔はかわいいし…弟の彼女寝取るとかなんか背徳感あって燃えるしギリギリ勃つかな… あんまガキの趣味は無いけど… 「オレだったらどう?」 「………」 「顔も銀と似てるし、静香ちゃんが銀を忘れるために利用してくれたらいいんだ」 「………」 真剣な声でドラマにあるようなセリフを吐いた 声だけだけどね 彼女ちゃんをベットに押し倒す 目には涙が浮かんでいて精気の宿ってない目をしていた 弟のベットでって言うのもなんかいいよね 特に罪悪感とかはない だって別にオレ無理やりとかしてないし? たまたま弟が留守の時に家に遊びに来た彼女ちゃんにいろいろ質問して銀が買い物してる写真を見せてあげただけ… この子が抵抗しないんだからそれはオッケーってことでしょ? その子の体を持ち上げて背中側にあるワンピースのファスナーを降ろす あーあ、かわいい下着着ちゃって… 銀のために着てきたんだろうな~ 胸の上あたりにキスしてそこについてたハート形のネックレスも外そうとした 「……いや…」 「…?どうしたの?」 「………」 ネックレスにかかるオレの手を払いのけてギュッとネックレスを握っている あぁ…これ銀から貰ったのか… 写真で見た気がする 彼女ちゃんは苦しそうな顔でネックレスを握って離さなかった ま、いっか… 「じゃあソレ付けたままでいいよ」 彼女ちゃんとのえっちは締まりも良かったし初々しい感じで、いつもとタイプが違ってなかなか良かった

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