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大好きよ

「なぁ…毎日来られても目障りなんやけど?」 「……あ…」 3か月ぶりに銀が話しかけてくれた 嫌悪したようなそんな表情だったけどそれでもよかった 銀と話せれば…それだけで… あれから銀は変わってしまった 髪の毛をピンク色なんかに染めたり制服だらしなく来てみたりして前よりずっと他人を寄せ付けないようになった 女の子とそう言うことをしてるってことも分かってたけど私がそれについて口出しできるわけない… だからずっと耐えてた 私が先にしたことだもの… 銀が女の子とそういうことしたり、私の前で女の子とキスしてそれを見せつけたりすることで銀の心が晴れるならいいと思った ただもう一度話がしたかった…… 「何か言えや」 「……あ…う、ん…」 3か月ぶりに私に向けられた銀の声は決してやさしい物じゃなかったけどそれでも涙が溢れそうになった いくらいいと思っててもやっぱり悲しくて寂しかった だんだん食欲もなくなってあの時から6キロも痩せた 「……久しぶり、だね…」 「………」 銀がチッと舌うちする音が聞こえた ………わかってたけど…悲しいなぁ… 目が熱くなってくるのをぐっとこらえた 「別にそんな話したないねん、目障りやからもう来んなや」 「……う…ん…」 声が震えた こんなに面と向かって拒絶されるのがつらいと思わなかった 苦しい… でも私が銀をこうしてしまったんだ… 前を向く目にたまった涙が地面に落ちて行った 言わなきゃ…言うんだ… 「もう…来ないよ……」 「………」 これを言うために毎日銀に会いに来たんだから… 「銀が…嫌なら、もう…来ないよ……」 「………」 苦しい…胸が痛い… 「でも、ね…ぎん…」 「………」 涙が止まらなかった せめてこれぐらい上手に伝えたかった 銀が私の事嫌いでもいいの…仕方ないの… でも…… 「銀の事…傷つけてごめんなさい…信じて、あげられなくて…ごめんなさい…」 「………」 「でもね……」 この気持ちだけは嘘じゃないから… 今までも…これからも…… 「銀…大好きよ…」 その時銀がどんな顔をしてたのかはわからない でもどうしても銀の顔を見て言うことはできなかった…

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