482 / 1015

反撃

銀が幸せそうなのを見てあんなことをした 別に罪悪感なんてなかった 銀は知らないけどオレは今までだって何人もの彼女を寝取ってる 静香ちゃんを寝取った時の達成感はすごかった その達成感がそのまま快感になったみたいでえっちも気持ち良かった そして銀が真っ青な顔をしてるのを見てまたスッとした 優越感だった… そして銀も犯した 始めは銀を犯そうなんて思ってなかったんだけど兄弟ものって燃えるし何よりあの銀の悔しそうな顔がすごくよかった 今までにない達成感とずっと可愛いがられてきた銀を組み敷く優越感は半端なかった しばらく誰とやってもイけないぐらいだった オレの下で小さく丸まってる学くんを見る 目を潤ませてオレが突然黙ったからかこんな状況なのにきょとんとした表情を浮かべてた 銀が好きそうな感じだなと思う オレら兄弟にはない純粋さを持ってた 「なんで銀を選ぶんだよ…オレの方が何だってできるのに…」 「……?…」 学くんは余計わからないって言うような表情で首をかしげた 何故か少し胸が痛んだ 「……あ…あの…」 「………んだよ…」 「あ、の……金さんは…銀が羨ましいんですか…?」 「………」 羨ましい…? オレが?銀を? 「そんなわけ…」 「あの…なんでこんなことするのかなってずっと思ってたんですけど…それって銀が羨ましいからなんじゃ…ないんですか?」 「………」 学くんはさっきまでのなごりでか恐る恐るって感じでオレにそう言った 「でも…その…ちょっとは悪いと思ってたから今回静香さんに銀の住所教えたんじゃないんですか…?」 「…………」

ともだちにシェアしよう!