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セックスがしたいねん!
「なんなんアイツ!!」
「…銀お箸振り回さないでよ……」
銀がきっと金さんが買って来たんであろう女子が使うみたいな○ッキー○ウスのお箸を振り回して怒ってた
「……またお兄さんですか?」
「せや…アイツまだ家におんねん…」
「でも別に前みたいな嫌がらせとか、されてないんですよね?頬付先輩の家、部屋も余ってたし家事もやってくれてるなら別に良くないですか?」
兄弟姉妹がいて当たり前の猛が不思議そうな顔をしている
まぁ猛の家の子は猛の兄弟姉妹なだけあってみんないい子だけどさ…
銀の家はこの銀にしてあの兄ありって感じ…いや…あの兄にしてこの弟ありか…
「……猛お前今健斗と月何回ヤっとるん…?」
「ぎっ、ぎん!!」
「やっ!?…やめてくださいよ!!ご飯中ですよ!!」
「で、何回しとるん?言うてみ?ムッツリ?」
「……言いません…そう言うの人に言う事じゃないです…」
「してないん?」
「…………言いません……」
「…え、ほんまにしてないん?」
「………」
「…ふーん?そーなんやー?」
もくもくと銀の弁当のおかずを横から摘まむ健斗の耳を押さえてハラハラしながら話を聞いてたら猛はプルプルして黙り込んでしまった
まぁ…二人とも家族と住んでるし仕方ないけどさ…って言うか今までの俺と銀が異常だけどさ…
銀はにまにまして猛に「じゃあどうしてるん?」とか「家で一人でするん?」とか聞いてた
かわいそうだけどあの話をこっちに振られるのは正直困るから見て見ぬふりをする…
「えー!!しないとか考えられないよ!!死んじゃう!!」
「うっさいアホ、変態」
「銀くんほどじゃないよ?」
「オレはまなにだけや」
「…そんなドヤ顔で言うなよ…」
何故か志波は最近ちょろちょろとよく昼飯についてくるようになった
まぁそうかとおもったら知らない女の子とかと食べてることもあるけど…
とにかく銀は欲求不満らしい
最近金さんが銀の家にいるから基本そういうことは避けてたし、今日は出かけてていないとか言ってそういう雰囲気になった時に限って早く帰ってきてて見つかったりしてもう未遂だったり寸止めで終わったことが多々あった
銀が俺の家に来るって言ったこともあったけどそうしたらなんか…その…際限なくなりそうで来させないようにしてた
「オレは!!まなと!!セックスがしたいねん!!」
「ちょ、銀声でかい!!」
銀は俺の言ったことなんて聞かずにわざとらしくうわーんっと声を出して俺の太ももに顔を埋めて泣くふりをしだした
「………ふにふに…」
「公然とセクハラするな…」
「やってまな不足なんやもん!!」
銀は俺の尻を揉み続けながらそんな事を言ってた
なんだよ……俺不足って…
銀はまだしつこく俺の体を触ってくる
「やめろ!!」
「いたい!!」
そんな銀の頭を叩いてやめさせた
銀は頭を押さえてはいるけどまだ俺の膝の上を動こうとしない
「「「はぁ…」」」
猛と銀と同時にため息がでる…
そしたらそれを見てた志波が口を開いた
「ねぇ、じゃあ夏休み俺の家の別荘おいでよ?」
「「「別荘?」」」
猛と俺に交互に見て、耳を押さえられて話を理解していない健斗だけが首をかしげてた
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