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部屋割り戦争

「部屋割さ、どうしよっか」 「は…?」 海を見てテンションが上がってわくわくしてさっそく海に行こうって思ったら志波が笑顔でそう言った 「オレ銀くんと学と一緒の部屋が良いな♥」 それからはもうぐだぐだだった… 「やーだー!!おれ猛とがいいもん!!」 「おれ一人は嫌ッス!!おれも猛さんとがいいッス!!」 「じゃあ良いじゃん!!俺と学と銀くん部屋と猛、健斗、若葉ちゃん部屋で」 「アホか!!お前がこっちでええわけないやろ!!オレはまなとセッ○スするために来てん!!」 「邪魔しないから~!!おとなしく見てるから~!!」 「オレにそんな趣味はないし誰がお前にまなのヨガっとるとこ見せるか!!」 「よがっ…!!銀!!」 「若葉…今回はちょっとお前も…」 「!?きらわれたッス~!!!!」 「別にそう言うわけじゃないだろ!!」 そうしてぎゃーぎゃーと6人で相談した結果結局… 俺と銀、猛と健斗、志波と辻くんって組み合わせになった なんかさっき銀がなおもブーブー文句言う志波に耳寄せてぶわってフェロモン振りまいてたけど見なかったことにする… なんか銀眉間にしわ寄せて疲れてるような顔してるし… フェロモンってそういうもんなのか…? でも志波はまだめちゃめちゃ不機嫌そうだし辻くんは目にいっぱい涙を溜めて今にも泣きだしそうにプルプルしてる… 「初めからこうしとけばええねん…」 「俺は銀くんが言うから仕方なく…」 「イヤッス…こんな堀の深い怖い顔した人と一緒の部屋とか…」 「じゃあ一人部屋二つの方が俺的には…」 「イ’’ヤ’’ッズ~!!!!ひどりはい’’や’’です~!!!!」 「あ~もううるさいな!!…ついてきてもいいよなんて言うんじゃなかった…」 「ヒィッ!!」 辻くんはささっと猛の後ろに隠れてしまった なんか…せっかくなのにかわいそうなことしちゃったかな… 「…あ、あの…」 「まな…」 思わず口を開いたらなんかめちゃめちゃ怖い顔した銀に遮られた… な…なんかオーラが黒い…!! 「常葉が可愛そうやからって…」 「若葉ッス!!」 「………若葉が可愛そうやからって『辻くん俺らの部屋来てもいいよ…』とか言うてみ…オレは双葉がいてもヤるで…」 「!?」 「若葉ッス!!」 まさにそう言おうとしたところだった 危ない!!辻くんの前で盛られるとこだった…!! っていうかしないって言う選択肢はないんだ… ぶんぶん縦に首を振ると銀は黒いオーラをしまっていつもの銀に戻った 「じゃあ…銀くんと学はそっちの部屋で、健斗と猛はこっちね…俺とそのちびは…」 「若・葉・ッス!!」 「うるさい…」 「ヒィッ!!」 「………」 「置いてかないでほしいッス~!!」 だ、大丈夫かな… 志波はすたすたと廊下を進んで辻くんもそれについて行くようにピューッと走って行った な、なんか自分の事じゃないのに不安になるな… 「まな、ここやて鍵も貰ったから密室にできるし防音やからどんなに声出しても…」 「ッ!!出さない!!」 自分の身は自分の身で普通に不安だけど…

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