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学ウォッチング
う~ん…絶景かな絶景かな…
ビーチパラソルの下で椅子に腰かけ、サングラスを掛けて、少し離れたところに敷かれたシートに座る学を双眼鏡で眺めてた
「う~ん…絶景絶景…」
学は紺色と白のオーソドックスな水着に紺色のオーソドックスなビーチサンダル、それに薄手の生地の青いパーカーを羽織っていた
ちょうどビーチパラソルの影になってるところに座ってパーカーを自らはだけさせながら一生懸命日焼け止めクリームを塗っている…
もぅ、言ってくれれば俺が体の隅・々まで塗ってあげるのに~…それはもうありとあらゆる先っぽまで念入りに…むしろ日焼け止めクリームになりたい…
学はよっぽど日焼けが気になるのか水着を少しずらして腰やふとももにも念入りにクリームを塗っていた
周りをちらちらと確認しててかわいらしい
あ、そう言えばさっき銀くんとおそろっちのkiss markが腰にあるって言ってたな~見えないかな~…
双眼鏡の倍率をいじりながら学の細い腰を観察する
粘膜に近くて柔らかくておいしそうな色っぽい学の腰…もうこれだけで勃ちそう…
その後学はこれまた念入りにストレッチをしてから海に走って行った
わくわくしてるのを隠しきれない表情で先に海に入ってた猛や健斗(あとあのチビも)のところに向かってる
かわいいなぁ~…
もちろん写真もいっぱい撮った
「……ええ趣味やな…」
「!!」
一生懸命双眼鏡ばっかり覗いてたらいつの間にか人が来てたのか背後で声がした
いつもなら大事な学ウォッチングの邪魔をされて嫌な顔をするところだけど今回は嫌な顔なんてするはずない
だって学と同じぐらい愛してる人だもん♥
「銀くんも見る?」
「アホか、人のもんに何してくれてんねん」
「ふふっ、独占欲強ーい…俺の事もそんな風に愛して…」
「うるさい」
銀くんは俺から双眼鏡を取り上げてぽいっと近くの砂の上に投げた
学ウォッチング用に高いの買ったのに~…
まぁ、砂の上だし大丈夫だろうけど…わざわざ砂の上に優しく投げてくれるそんな銀くんが好きー
ちなみに銀くん用双眼鏡とカメラは別にある…
色が鮮やかに撮れるのが銀くん用♥
「……つかお前…すごいかっこやな…ここお前ん家のもんやなかったら完璧変質者やで…」
「?そう?せっかく銀くんのためにセクシーなの着たんだけどな~?」
「変態…」
自分の服装を見下ろす
普通の『ビキニタイプ』の水着なんだけど………………もう銀くんの「変態…」って言葉と蔑むような視線だけでぞくぞくした
あ、もちろん銀くんの付けてくれた『愛』のピアスもばっちりつけてるんだけど銀くんは気づいてか気づいてないのか無視してる
ちなみに銀くんは服だけ見ればどっかのデパートで大量に売ってるような黒い海パンだったけど銀くんだから素敵だった
髪縛ってるともっと色っぽい
「だって好きな人の目に映ってる俺の肌面積が広い方が興奮するでしょ?」
「きっしょ…」
「ふふっ、thank you♥」
「褒めとらんねん、あとそれ以上水着腰からさげたらホンマに帰るでオレ」
「えー…」
「えーやない」
最近ちょっとだけ銀くんが俺にも優しくしてくれるようになった気がする
もちろん学と同じとまでなんていかないけど…
でもこのあいだなんてkissもさせてくれたしね
「ほら銀くんも泳いで来たら?俺は日焼け嫌だから行かないけど…」
「お前に言われんでも行くわ、あとさっきとったまなの写真、消しとけや」
「ばれてた?」
「当たり前やろ」
銀くんはそう言って学たちがいる方の海に入っていった
っていうか学パーカー羽織ったまま泳ぐんだ…
ちょっと残念…
う~ん…でもやっぱり絶景…学も銀くんも水にぬれてなんだかちょっとエロい…
皆連れてきて(主に銀と学がたくさん見れるから)正解だったな~
そんな事を思いながら双眼鏡をのぞいてたらそれが見えてしまった
学の背中のちょうど中心ぐらいを通ってる紐みたいな細い物…
パーカーの上からでも濡れているからかくっきりと見える
そして学はそれが見えてないかをやたら気にしてるように見えた
あれって……
このあときっちり写真を撮って現像しておかずにしたのは言うまでもなかった
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