「な？まな、ほしいやろ？」 「…………別、に…」 「まーな？」 「……………ホント…だもん……」 「………」 だもんってなんだよ… 自分でもそう思ったけどもう頭のてっぺんからつま先までとろとろに溶けてくにゃくにゃしてうまく考えられない… ………ホントは欲しくてたまらない…うしろ…銀が指の先だけで撫でて刺激するからむずむずする… だから握った銀のものをほんのちょっとだけ擦ってみたりしてるけど銀はにやにやして俺を見下ろすだけだった 意地悪だ… 銀がこつんっと俺の額に自分の額を重ねてくる 顔が熱くなった 「ほら、まな…？このままでええの？」 「…………」 「な？どうしてほしいか言うてみ？」 「…………ほ、しい…」 「ん…」 「さわって…ほし、い…」 「ふふっ、今もさわっとるで？」 「ッ…!!」 銀は楽しそうにくるっと震える縁を一周するようになぞった いじわる…やだ… 「やぁ、だ…」 「やだ？まながしてって言うたんやろ？」 「なか…なかぁ…」 「中？」 「中…がぁ…」 「中が？」 「中…さわ、ってぇ…」 自分でもびっくりするぐらい甘ったるい声が出た でもその時はねだるなんて…って言う理性と早くシたいていう気持ちがせめぎ合って、それを考えるのに必死でそれ以外の事を考える暇はなかった 今ねだったりしたらこの後しばらく銀にいじられるってわかってる…恥ずかしいし、いつもなら絶対にそんなことしない… なのに意識してなくても銀に媚びるような声は止まらない… ふにゃーっと力の入らない体を銀の腕にゆだねて甘ったるい声で誘う…無意識に腰までゆるゆると揺れていた 無駄にまだ理性が残ってるから余計に恥ずかしい でも… 「ふふっ…中…ってなんの中？」 「…う、しろ…の、なかぁ…」 「後ろの中？うーん…それだけじゃわからんかなぁ…」 もう俺も限界だった 思ってた以上に俺も溜まってたらしい… 自然と口が開く 早く気持ち良くなりたい…銀と、シたい… 「……うし、ろ…の…おしり…に…銀の…ち、ちん…こ…ほしー…」 俺がそう言うのをにやにや顔で聞いてた銀が満足したようにそう言って俺の眉間の辺りにキスをして、やっと後ろにふにゅっと指を埋めてきた 銀の指先が肉をかき分けて中に入ってくる ぞくぞくしてどきどきしてもうそういうことで頭がいっぱいで…理性なんてひとかけらも残ってなかった