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ふにゃふにゃ笑顔

「うー…んー…」 「ほらまな?しっかりし、後ちょっとで洗い終わるから」 「むー…も、やぁ…」 「明日髪の毛ぎしぎしになるで」 「やぁ…」 あの後ふにゃふにゃ寝言なのかそれとも違うのかよくわからない言葉を話すまなと風呂に入って 体や頭を洗ってやってしっかり湯船に浸かって髪も丁寧に乾かしてやって水を飲ませてベットに横にならせた よほど喉が渇いてたのかまなはこくこく喉を鳴らして500mlペットボトルを空にする勢いで飲んどった ずっと目つむったままやったけど… そうするとまなは満足したのかやっぱり疲れてたらしくくるんっと丸まってすぐに眠ってしまった すやすや寝息を立てて眠る姿がかわいらしい さーて…オレも下でなんか適当につまんでくるかな… さっきやっぱりうにゃうにゃ言ってたまなを連れて帰ってきた時の事を思いだしてげっそりした 今からなんかよーわからんけどあいつらの誤解を解きに行かんとならん… 今から45分ぐらい前… もう眠くてうとうとしてた学を連れて志波の別荘に戻るとなぜか涙ぐむ健斗と……猛のわんこ?とくねくねする志波と呆れる猛に出迎えられた 「うわーん!!よかったぁ~!!」 「よがっだっずー!!」 「うわっ…なんやねん…」 「…………うる…さい…」 背中で気持ちよさそうにオレの肩に頭を乗せてた学がオレの背に顔を埋めてそう言う 「みのみの金が来るかとおもっだっずー!!」 「猛貧乏だから払えな…」 「もうそれは良いですよ!!」 猛がわんわん泣く二人をなだめてる ホントにわんこやな… 「ねぇねぇ銀くんどうだった?俺も混ざりたかったなぁ~」 「はぁ?」 「銀くんと一緒に回されて、ぐちゃぐちゃに犯されて泣き叫ぶ学…可愛かったんだろうな~……あ、玩具とか薬は?使った?あと何人ぐらいでどんな人たちだった?チャラチャラ大学生?それともきったない豚みたいなオッサン?それともそれともヤクザのおじさんとか…あ!!性欲有り余ってる中学生とか!!それはそれでおいしい…」 「何言ってん…寝言は寝て言えや……」 「あ~ん、辛辣~♥」 「キモい…」 とにかくそんなこんなで絡みついてくるあいつらを払って部屋まで戻った 部屋までついて来ようとしたりするからもうめんどくなって風呂入って着替えに来ただけとか言って適当に誤魔化した せやから戻らんときっとあいつらまた部屋くるやろ? めんど……… すやすや眠るまなの頬を撫でてやる まなは嬉しそうにすり寄ってきてふにゃぁっと笑った あー…もう行きたない…… 今度はまなの鼻をつまんでみる ふがっなんて変な声を出して眉間にしわを寄せ嫌そうな顔をしてた まなの寝顔見てたいわ~…もういくのやめよかな… 「ぎーん!!ぎぃぃぃぃぃんんんんん!!!!」 「あーにきー!!!あぁぁぁぁぁにぃぃぃぃぃきぃぃぃぃぃ!!!」 そう思ったときどんどんと部屋の扉が叩かれた やっぱそんなうまくはいかんか…… はぁ…っとため息をついてまなのふわふわの髪を撫でてから重い腰を上げた 「んー…むぅー……」 「?…」 「んー?んんー?」 まなに触れてた手をどけるとまなが眉間にしわを寄せて嫌そうな顔をした うんうん唸ってる …………… 再度まなの顔をのそばに手を寄せてみる 「んん?…ふふー…」 「…………」 まなは嬉しそうな顔をしてすりっとオレの手に頬をすり寄せてきた なにこれ… それから何度か試してみたけどまなはオレが離れると不機嫌になってそばにいてやるとご機嫌やった かわいすぎる… でもドアの外では健斗とわんこが騒いどる しゃあない… まなの唇に唇を寄せてちゅっと触れるだけのキスをした ふにゃっとまなが笑う 「すぐ戻るから…待っとってな?」 「…………」 またまなはふにゃんと笑って返事してくれたみたいやった

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