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昼間は海で迷子になってました
「じゃあみのみの金は請求されないんだね?」
「そうやっていっとるやろ…なんやねん…みのみの金って…」
何度も何度も同じことを話させる健斗とわんこの追及がやっと終わった…
健斗たちには海で泳いでたらちょっと迷ったなんて適当な事を言った
二人ともはあっさり信じたけど…
それとは逆に猛はじとーっとこっちを睨んでる
あえて気づかないふりをしてニコッと笑うと猛は目を逸らしてしまった
不愛想やなぁ…
「ねぇ銀くん?じゃあ今度は俺に輪姦された時の話を実施で…」
「アホか…」
オレの隣の椅子に座ってはぁはぁと気持ち悪く息をはく志波も適当にかわす
ぶーぶー文句を言うのも無視して立ち上がった
とにかく帰りが遅くなった説明も終えて晩飯も食ったオレにはもうここに用はない
さっき貰った晩飯の皿を流しまで運ぶ
ちなみに今日の晩御飯は良くわからん魚を焼いてその上に良くわからんソースを掛けたものやらいろいろやった
まなが好きそう…っていうか物珍しさに目きらきらさせそうな感じ…
普通にうまかった
「えぇ~銀くんもう行くの~?」
「銀!!今日はこれからおれの部屋でトランプ、UNO大会だよ!!」
「カード王を決めるッス!!」
「もう今日は寝ましょうよ……」
猛はげっそりしたように言った
またまなが「べつに…」とか言いながらもわくわくしそうなイベントやったけどオレ的にはまながいないんやったら意味ないし…
まなが行くんやったらとりあえずまなが不機嫌になるまでまなの邪魔だけしつづける…
怒ったまなかわええんやもん
まぁそれに今日は普通に疲れた…
そう思って部屋を出ようとしたときまたじとっとした目でオレを睨む猛が見えた
「健斗、猛が5回勝負優勝賞品3食唐揚げ弁当でやってくれるで?」
「は!?」
「本当!?」
「おれも猛さんの唐揚げ弁当欲しいっす!!」
「え…いや…先輩!?」
「じゃー明日な~おやすみ~」
「ちょっと先輩!!」
「おやすみー!!」
「おやすみなさいッスー!!」
ぐるぐる肩をまわしながら部屋に戻る
いや~それにしても久々ええ運動やったなぁ~
昼間のまなとの艶めかしい性行為事を思いだして気分が上がった
明日も…楽しみやなぁ~…
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