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マッサージ

「んん…ここあったかいね…気持ちい…」 「………」 紺庄先輩はすっぽりオレの腕を体の間にはまり込んで気持ちよさそうにすり寄ってくる 先輩…いい匂いするな… ちょっとうとうとしながら先輩のふわふわした髪に顔を近づける 先輩はさっき若葉と二人でオレと紺庄先輩の部屋の風呂に入ってなんか…背中洗いっこしたりどこから持って来たのか象のじょうろやアヒルのおもちゃで遊んでた… なんか…理沙とかあんな感じ… しかもそれで二人でまた色違いのパジャマを着てた… フードがついてて若葉が怪獣、先輩がペンギンのだったけど…その…可愛かった… 先輩の髪がふわふわ揺れるのを眺めながらそんな事を思ってたら先輩が顔を上げてこっちを見上げた やば…先輩の髪弄ってたから顔近い… 先輩はきゅるんって感じで首をかしげてからにぱっと笑った 「あのね~猛、ぱぱやままが疲れた時にね?いっつもマッサージしてあげるの…」 「マ、マッサージ?」 「うん、ぱぱもままも気持ちいって言ってくれるの…たけるもする?」 「え…や…それは…」 いろいろもちそうにない…主に理性が… でもそう言うと嫌がってると思われたのか先輩はしゅんとしてしまった ………………… 「先輩?」 「あ、うん、なに?」 「あの…やっぱりお願いしてもいいですか?」 「?」 「その…マッサージ…」 「!!…うんっ!!」 そう言うと先輩は目を輝かせて満面の笑顔を見せてくれた まぁ…頬付先輩じゃあるまいし…そんな如何わしいことはしないだろ… そう思って先輩の指示通りごろんとうつ伏せに寝っころがった 「じゃ、ちょっと乗っかるね…」 「はい…」 ちょうど腰の位置にあまり重くない先輩の重みを感じる ヘタしたら美香の方がおも…やめとこ…… 先輩が腰の方をむにむにと揉んでくれる きっと硬いし何の面白味もないだろうけど先輩はにこにこしてた それに先輩いっつもご両親にやってるだけあって気持ちいい 心地よくてうとうとして目を閉じた時 びりっと背中に痛みが走った 「いっ!?」 「!?」 先輩もビクッとして手を放した な…なんだ…!?

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