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ちゅー待ち
「やめろよそんなとこ!!」
「別のとこならええの?」
「そういうわけじゃな…あっ、やめろってば!!」
銀が俺の体をひっくり返して腰回りや腹をちゅうちゅう吸う…
新しい鮮やかな赤の痕が増えた
「やめろって言ってるだろ!!」
「ぶー…」
「ぶーじゃない!!」
ぐいーっと力いっぱい足も使って銀を引きはがして海パンを上げる
こんなに痕増やしやがって…
でも銀はまだ足りなさそうに唇を尖らせた
「オヤジ臭いんだよお前…」
「ぶー…」
「その顔もやめろようざったい…」
「まなからのちゅー待ちなんやけど…?」
「ッ!?死ね!!」
「死ね!?」
ぷいっと銀に顔を背けて照れ隠しに脇にあったクーラーボックスを開ける
銀のせいで余計暑い…
また無意識に唇を尖らせてクーラーボックスから冷たいミネラルウォーターを取り出した
冷たくておいしい…
「あ、まなオレにも一本とって?」
「もう、自分で取れば…」
全然反省してなさそうな銀に素っ気なくしようとクーラーボックスを閉めて振り返る
なのに銀の顔がすぐそこに見えて気づいた時にはもう遅かった
「ふふっ……まながちゅー待ちしとったから」
「ッ~~~~~~~~!!」
銀に唇を奪われる
驚いて落としそうになったペットボトルを銀がスッと持っていった
俺の飲みかけのペットボトルの口をペロッといやらしく舐めてから口を付ける
かぁーっと顔が真っ赤になって体中の体温が一気に上がった
「あれ?今回は死ねって言わんのん?あぁ…まな真っ赤でそんなんも言えんのか…かーわえ」
「ッ!!」
もうこいつ知らないッ!!
真っ赤な顔を覆ってそっぽを向くと銀にハハッと笑われた
ぽんぽんと頭を叩かれてなんだか子供扱いされてるようでその手を払って余計素っ気ない態度を取ってみたけど余計子供っぽくて自分で自分にむーっと膨れた
……恥ずかしい…
「はぁ…あっついなぁ…」
「ッ!!お前のせいだ!!」
「いてっ!!」
ホントに…銀のせいだ…
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