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ヤり貯め

こうして二日目も過ぎて行った まながずっと海に入れないのをふくれっ面しとるから午後はまなを連れて海の傍の岩場でカニつって遊んだ それだけでもまなが目キラキラさせて一生懸命カニをつろうとするから可愛くてしょうがなかった しかもそれをオレに気づかれないようにしようとわざとツンツンしとるのもおもろかった 今まなはオレの横にしゃがんで一生懸命線香花火を長持ちさせようとしてる ちなみに花火は健斗とわんこが持って来た 「若葉ちゃん!!SOSしよう!!救出してもらおう!!」 「SOSッスか!?カッコいいッス!!」 「じゃあおれS!!」 「じゃあおれがOッス!!」 「あ!!Sが足りない!!」 「じゃあおれがS!!」 「あ!!今度は初めのSがないッス!!」 ………当の本人たちはなんかアホなことしとるけど… 視線をまなに戻す まなは膝に昼間着とったパーカーを抱いてじーっと線香花火を睨み付け続けとる さすがに熱かったらしく暗くなってきて長袖パーカーは脱いだらしい 「……あ…」 「あ」 オレとまなが声を出した時ちょうどまなの持ってた線香花火の火が落ちた まながチラッとオレを見る せっかくやしウィンクしといた 「……こっち見んなよ…」 「理不尽やない?」 「俺の見てないで自分でやればいいだろ…」 そう言ってまながオレの分も花火を取ってくれた まなはまた自分の線香花火に火をつけてじーっと火を睨み付けてる ……… わざとまなの隣にぴったりくっつくように座って花火に火をつけた 「わっ、やめろよ!!火落ちるだろ!!」 「オレも火つけたかったんやもん」 「……あっちいけよ…もう火つけただろ…」 「オレかて火落としたくないもん」 「………」 そう言うとまなはそれ以上何も言わなかった 耳は真っ赤やったけど… 向こうではまだ健斗とわんこがぎゃーぎゃーやってそれに猛がつき合わされとった ………Sにされとる… 志波は多分あの上のバルコニーあたりにおるんやろ…あとで写真消せって言わな… まなはオレを邪魔そうにしながら線香花火を見つめとる 黒髪の間、耳の後ろのあたりに付いた赤い鬱血の痕を見ながら今夜はどうしようかななんて考えた 明日で帰るんやし…しっかりヤっとかんと… まるでおれの思ったことがわかったみたいにまながオレの隣でぶるっと身震いした

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