しっかりヤっとかんと… つい一時間前ぐらいにそう思った… 帰ればまた兄貴がいるししばらくできんかもしれんからって… まなやってある程度は今夜もするやろなっておもっとるっておもっとった… そしたら… 「Zzz…」 「…………」 「Zzz…」 「…はぁ……」 まな寝よった… すーすーオレの隣で気持ちよさそうに眠っとる オレとまなは花火が終わってすぐ部屋に戻って来た そのままシテも良かったんやけどまな嫌がるからちゃんと風呂も貯めて まなに「風呂溜まったで？」って言うたらまなが「あとではいる…」って言うからオレが先に入った で、出て来たらこれや… まなはベットの上で丸くなってねむっとった 「…………」 「Zzz…」 「……はぁ…」 再度すやすや眠るまなを見てため息をつく ホンマ生殺し… まな花火の時にオレがくっついてってもいつも見たく強く嫌がんなかったもんなぁ～ 今思えばあの時点でまなは眠かったんやと思う 失敗した…一緒に風呂入れば良かった… まなの眠るベットの端に座ってガックリ肩を落とす… 旅行の最終日やのにそれはないやろ!! 「んー…うー…」 たまらなくなって寝とるまなをぎゅぅっと抱き締めるとまなは苦しいのかうーんと唸った でも起きる気配はない… まだ風呂に入ってないせいでいつもよりも濃くまなの匂いがした ………… いつもまな風呂入ってからやないと汚いってさせてくれん… すんっとまなの髪に鼻を埋める まなの汗とシャンプーと塩水の混ざった匂いがしてムラッとした ………………… まなは良く寝入っとる ………別に寝取ってもできないことはないんよなぁ…… そんな邪な考えが頭をよぎった