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『恥ずかしい』は平等に
先輩の小さな唇にキスをする
いまだに数えるほどしかキスもそういうこともしてないからかもしれないけどなんだかすごくむずむずした
頬付先輩曰くこういう風によく感じるってことはオレはエロいらしい…
もっと健斗としたらええやん…って前言われた…
まぁそんな事はもちろんできないんだけど…
「せ…先輩…その…シテもいいです、か……?」
「…優しくね…?」
「……善処します…」
若干頬が赤らんで目がうるんでる先輩の着てるパジャマにそっと手をかける
……ペンギン…
そういうのを選ぶ先輩を可愛いなぁと思うんだけどそれはおかしいと以前頬付先輩に大爆笑された
……下着もペンギン…
「……へへ…なんか…恥ずかしいね……」
「あ…スンマセン…」
久々であんまりまじまじと先輩の体をみてたら先輩は恥ずかしいそうに体を捻った
「欲しかったら猛にもあげるよ?まだ家に使かってないのが…」
「…それは…遠慮しときます……」
「えー…猛もおそろっちしようよ~」
「……それは…したいですけどできれば別のものでがいいッス…」
「ぶー」
そんな事も言いながら再度先輩の体に視線を戻す
外したボタンの間から先輩の少し赤らんだ白い肌が覗いて、手足の裾から半分くらい隠れた小さな足が見える
なんかもう駄目そう…
なんだか紺庄先輩とこういうことをしてるとくらっとしてふっと気を抜くと先輩を乱暴に扱ってしまいそうで怖くなる時があった
きっとオレがホントに乱暴に扱ったら紺庄先輩は痛い思いも怖い思いもすると思う…
先輩は傷つけたくない…
今まで以上にそっと先輩に触れて服を脱がす
先輩はそんなオレの様子をじーっと眺めてた
なんかやりづらいんだけど…
とりあえずそっと下着にも手をかけると先輩から声を掛けられた
「……ねぇ…たける…?」
「……なんすか?」
「…猛も脱いでよ」
「…え?」
「オレだけ裸なのに猛服着ててズルいよ」
「え…ま…まぁ、そう?ッスね…?じゃあ……」
「待って…」
「……?」
いまだにオレはこういう時どうしたら正解なのかがわからないから紺庄先輩にそう言われてもそういうものなのかなと思って服を脱ごうとした
でも先輩がオレのその手を掴んで止める
「おれだけ恥ずかしいの、ズルいから…猛もおれが脱がす」
「……え…?」
「だから猛寝てて?」
「え…え…?」
あれよあれよという間にパン一の先輩にベットに横にさせられる
先輩はオレの隣に座って満足げにオレを見下ろした
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