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『どきどき』も平等に
「これでオッケー!!」
先輩がオレをベットの上に横にならせてオレの腹の上に乗っかって満足気に見下ろしている
「あ、あの…先輩?」
「はい!!猛ばんざい!!」
「え…あの…」
「ばんざい!!」
「!!」
ちょっと遠慮がちに万歳する
先輩はうんうんっと嬉しそうだった
どうやら先輩がオレの服を脱がすらしい…
「猛、動いちゃダメだからね!!」
「……はい…」
先輩がギュッとオレの着てるTシャツの裾を握る
そしてそれをそのまま顔の方にグイッと引っ張っられた
…………
「う…ぐぐ……」
「………」
「…うーんっ!!…うー…」
「あ、あの…」
「だめ!!猛ばんざい!!」
「は…はい…」
………
ぐいーっと先輩がTシャツをもう一度引っ張る
え……
オレのTシャツは正直胸の下あたりにずり上がっただけだった
下の布がオレとベットの間に挟まってるけど…多分それぐらいなら普通に……
でも先輩は細い腕をプルプルさせてこれがもう限界みたいだ…
………
「もう!!なんでおれの時みたくすぽんっていかないのー!!」
「あの先輩…Tシャツが伸びます……」
「なんでなんでー!!」
「先輩…」
先輩はぷぅっと膨れて握ってたオレのTシャツの裾を放り投げぱたんっとそのままオレの胸の上に倒れ込んで来た
Tシャツがめくれてしまったオレの腹が先輩の太ももで挟まれる
しかも先輩の…下着越しにオレの腹に当たってるし……
それだけでドキドキするのに極めつけはこれだった
「…おれだけ猛にどきどきするの…ズルいよ…」
「ッ!!」
先輩はこてっとオレの胸の上に顔を乗せてオレの顔を見上げながらちょっと怒ったようにそう言った
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