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コンドームって?

「え…あ、うわ!!た、猛!?」 「………」 なんだかもう溢れてきた欲を抑えきれなくなってオレの上でうーっと唸ってた先輩ごと起き上がってそのまま逆に押し倒した 先輩が一瞬不安そうな困ったような顔をしてから目を泳がせてキュッとつむる そんな一連の動作までかわいく思えた 先輩の頬に手を添えてそこを撫でる ぷにぷにしてて柔らかくってすべすべだった… 「た…猛…?」 「……大丈夫ですよ…先輩…」 不安そうな顔に一瞬ハッとしてちょっとだけ理性を取り戻す 先輩の頭を撫でて一度ベッドから降りた えっと…たしか… 洗面台の上に乗っかってたボトルとバッグのなかに入れなおしておいたアレを取り出す 姉貴が用意したのでって…なんかすごい変な感じだけど… ちなみに洗面台のボトルがそれだっていうのは志波先輩にそう言われた ベットでは先輩が起き上がって不思議そうにこっちを見つめている 「…?猛?なにそれ?いいにおい……」 「………」 先輩がひくひくと鼻を動かす あぁ…コレなんか匂い?ついてるんだっけ? 手を開いて先輩にそれを見せてやる まだ首をかしげて鼻を動かしていた うわ…匂いあっま… 「ねぇ、なぁに?これ?」 「これは…安全にそういうことするための物です」 「…?でもなんだかおかしみたいだよ?」 「先輩コンドーム知らないんですか?」 「こんどーむ?」 先輩は頭にいっぱい?を浮かべてた …………知らないのか…… もうだんだんこういうのにも慣れてきた… 「コンドームって言うのはですね…その…避妊具です…」 「ひにんぐ…?」 「妊娠しないようにつけるものってことです」 「………」 紺庄先輩が自分のお腹を見つめてる 男だから妊娠しないとか思ってるんだろうな… 「…で…先輩は男だから………」 「猛?それお薬なの?」 「……へ…」 「…?違うの?」 「………」 先輩はオレの手から取って行ったコンドームを手でグニグニといじりながら首をかしげた 首をかしげたいのはこっちなんスけど…

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