ノア先輩にされたことは正直嫌だった 痛かったし、怖かったし、なんか変な感じだったし… そんな事されたからノア先輩は嫌な人なのかと思った 昨日は別にそうじゃないって言ってくれたけどホントは俺が嫌いだから嫌がらせしたとか…もしかしたら今日で嫌いになったのかもしれないとか… でも… 「それ、塗っとけば…」 「え？…え…？」 「俺、もう寝るからうるさくしないでよ…」 先輩はおれが泣いたらやめてくれたし優しかった さっき怒ってないって言ってたし…それに別に痛くしたかったわけでもないって… それを聞いてちょっとホッとした じゃあおれ先輩に嫌われてないんスね… その後お風呂場でお尻に薬を塗ってから部屋に戻ったらノア先輩はおれがお風呂場に行く前と同じ体勢で布団をかぶって横になってた 先輩はきっとそんな悪い人じゃないッス… 何となくそう思った 「せ…先輩…？」 「…………」 そう思ったらなんでか先輩に声を掛けてた 「………眠っちゃったんスか…？」 「寝てないけど…」 寝てると思い込んでたからびっくりして… 「あ、の…一緒に寝てもいいッスか…？」 「……………」 だからこんなことを言ってしまった 「………ダメ…ッスか…？」 「………勝手にすれば…」 「あ、ありがと…ございます……」 でも先輩はおれがベットに乗るのも嫌がってたのにいいよって言ってくれた やっぱり先輩は優しいッス… ごそごそと先輩のベットに上がって先輩の隣に横になる 先輩はおれの方に背を向けたままこっちを見ようともしなかったし尻はちょっと痛かったしなんかまだちんちんはむずむずするけどなんだか先輩の隣は安心した やっぱり先輩はいい人ッス… 改めてそう心の中で思った