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第39話

「あの…」 「おう!」 「いや、おうでなくて…。八神はまだここにいるのか?」 若の部屋に行くと若と八神は二人でゲームをしていた。 「八神ちゃう!!外では名前で呼んでやって言うたやん!!」 「…琴音はまだここにいるのか。」 「ううん、今からハルの学校行ってくる!」 今日の八神は何だか少し面倒臭い。が、若がいる手前ガーっと文句を言うのも嫌だ。 「…どうやって?」 「ハルと俺を大和が送って?」 「それはいいが…若、赤石が若に相談したいことがあると言っていました。」 「赤石が?…じゃあそれ聞いてから行くかなぁ。あ、お前ら二人はここにいろよ、俺幹部室行ってくるから」 「呼んできますよ?」 「琴音はあんまり見られねえほうがいいんだろ?ここなら俺が許可しないと誰も入れないからな、ここにいろ。」 肩をポンと叩かれ、部屋を出て行かれた若に頭を下げてドアを閉めた。 「ハル、ええ奴やなぁ」 「ああ」 「これからどうするかって、二人で決めたからさ、それを言いに行かなあかんくてさ……なあ、怒ってる?」 「怒ってねえよ」 「ほんま…?」 「ああ」 そう言うと八神が勢いよく俺に近づいきてぶちゅっと下手くそなキスをしてきた。 「大和のそう言うところ、大好き」 「そうかよ」 「ほんまは早く家帰って大和とイチャイチャしたいんやけどさぁ」 「俺は仕事があるから帰れねえよ」 「やんな〜」 ガクッと項垂れる八神の頭をポンポンと撫でる。寂しそうに俺を見上げた八神は柔く笑って抱きついてきた。 「ハルが来るまでこのままおっていい?」 「…いい」 「ふふっ、ありがとぉ」 そして頰にキスを落とされた。

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