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第63話

飲み物を入れてソファーに座る。 「何しに来たんだ?」 ユキくんと八神が向こうで話をしてて、俺と命はいつも通りに話をしてる。 「いや?昨日一昨日は外に行ってたし、今日は家かなって思ったんだけどそれじゃあユキがつまんねえだろうし……」 「で、俺の家か。」 「ついでに八神も見たかったし?」 ふぅと息を吐いてそうかよ、といいソファーに深く深く座り直す。 「へぇ、ユキくん14歳なんや?」 「…うん、僕、お兄さんなの…」 「そやなぁ、立派なお兄さんや」 向かい合って地面に座ってるユキくんと八神はそんな会話をして楽しそうにしてた、それを見た命は俺を見て 「……八神、思ってたよりいい奴だな」 という、ああ、まあ八神は… 「まあ、あれでも学校の生徒をまとめてるリーダーらしいし」 「へぇ、リーダーなぁ」 「今はそんな風に見えねえだろうけど、表に出たら成る程なって思うところはある」 「…ちょっと興味あるな、それ」 ここでああやって優しくふわふわ笑ってる八神が表では人に頼られる少しキリッとした奴になる。命がユキくんと八神の方をじーっとみてると視線に気づいた八神が命に向かいヘラっと笑った。

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