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第136話
飯を食べ終えて皿洗いをする大和の背中にピタッとくっつく。絶対邪魔な筈やのに、そう言う風に見せない大和にすごいなぁと思いながら不意に宗ちゃんのことを思い出した。
「あ…」
宗ちゃんと常日頃からしていたのはエッチだけ。
毎日欠かさず激しいプレイをしてくれたことを思い出すと、息子がむくむく元気になってきて慌てて背中から離れ考えてたことを忘れようとするのに「琴音?」と声をかけられるとそれもできない。
「…あ、もうっ、はよ落ち着けや!」
「どうした」
「こっちこやんで!」
何回も大和には見られてる体やけど、やっぱり恥ずかしくてソファーに座り前屈みになってそれを隠す。
「…俺、またお前に嫌なことしちまったか…?」
「えっ、ち、違う!」
ネガティヴモードに突入してる大和に「違う」と言うけれど、背中を向けているからかちゃんとそれが伝わらんくてどうしたものか…ととりあえず深く息を吐いた。
「悪い、ちょっと外出てくる」
「いや待って!ちゃうねん!今ちょっと…!っわ!!」
立ち上がって背中を向けた大和を追いかけようとしたら足が絡まって転げてしまった。
全身に地味な痛みが走って、縮こまる俺に大和は慌てて寄ってきて「大丈夫か」と言葉をかけてくる。
「…大丈夫やけど」
「…おい、これ…」
その時に勃ち上がってるそこを見られて何でか泣きたくなってまう。
「…こうなったから来るなって言ったのか…?」
「やって、やっぱり恥ずかしいやん…」
そう言うと苦笑を零して、優しく俺を抱き上げそのまま元いたソファーに座らせられる。その部分を隠そうと思ったらそれより先に俺の足の間に座った大和にズボンのチャックを下ろされて下着から俺のモノを出した。
いや待って、これ知ってる。この体勢…これ知ってる!!
慌てて「やめて」と言って手を伸ばす。けれどその途中で大和は俺のモノをパクッと口に含んだ。
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