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第141話
ご飯を食べて、ゆっくり風呂にでも入ることにしてお湯を張った。
「お前が風呂入ってる間、買い物行ってくる」
「うん、気つけてね」
「何か欲しいものあるか?」
「ないよ」
心無しか自分の言葉が前より冷たくなってる気がする。大和はそんなの気にしやんみたいで「わかった」っていうて出て行ったけど、罪悪感ばっかりのしかかってくる。
脱衣所で服を脱いで風呂場で頭からシャワーを浴びる。
湯船に浸かって浴槽の淵にもたれ掛かった。
「んー…もっと優しくしなあかんよなぁ…」
ポタポタと水滴の落ちる前髪をかきあげて後ろに撫で付け「う゛ー」と唸る。やけにそれが響いて気持ち悪く思ってすぐやめた。
もうさっさと洗って風呂上がろう…。浴槽から出て、またシャワーを頭から浴びた。
「はぁ…」
風呂から出たら大和は帰ってると思ったけど誰もおらんくて、冷蔵庫から牛乳をとってコップに入れてゴクゴク飲む。風呂上りの牛乳は最高に美味い。
一人で暇やからソファーに座ってテレビをつけてその画面を見ながらタオルで雑に髪を拭いた。
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