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★小悪魔?堕天使?な魔也王子→19-35
「…早く帰ってきてくれないと、俺…すごく困ったことになっちゃう…」
ちょっと恥ずかしいので、スパイスをきかせずにはいられなかった。
すると諒は電話の向こうでぶっ倒れそうな気配…
「えーっ! 何それ…」
想像以上の諒の狼狽が楽しいかも…ちょっと麻也はにやけてしまった。
わかった、すぐ帰る、と諒はあわてて電話を切った。
それでかなり満足して…いや、下半身はもやもやしているのだが、
麻也はベッドの上に転がって諒を待つことにした。
(もう…早くぅ…)
…意外と早く玄関のドアは開いた。
「はー、麻也さん? 麻也さん? 」
諒の心配そうな声が申し訳ない。
(うーん、悪いから座っててオカズになってもらおうかな…今なら俺、早く済みそうだし…)
でも、その一方で、「夜もまた…」と思ってしまっている自分が怖い…
(俺、いちおう清純キャラで諒に愛されてるのに…)
「麻也さん、どうしたの? 具合が悪いの? 」
寝室のドアが開き、諒が飛び込んできた。
心配そうに見降ろされると麻也は本当に困ってしまい、
「…い、いや、そうじゃなくて…あの諒、その椅子に座ってもらえれば…」
「いやそんな、何どうしたの? 」
麻也は恥ずかしくて両手で顔を覆いつつも、
「諒、オカズに…」
しかし諒はすぐに的確な反応を示した。
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