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★諒の昇天5分前?の魔也王子→19-37

 …諒はヌガーより甘ったるい猫なで声で何度も、麻也の名前を呼んでくれる… …しかし… 「あれ…? 諒は…?」 「麻也さんのために耐えたの…♪」 何だか自慢げだが可愛い諒。 麻也は嬉しくも恥ずかしくなって、その優しいペリドット色の瞳から目をそらした。 諒の眼差しなしでは生きていけないくせに… 「もう、麻也さんたら…可愛すぎ…笑った顔も犯罪だよぉ…」 と言いながらも、しかし今度は諒の方が恥ずかしそうに目をそらして抱きついてきて、 本当は麻也さんの中に入りたいかも、とささやく… でも、その声は麻也を気遣っているのがわかるだけにかなえてあげたい… (いや、俺も諒を中に欲しいけど…) それに… あの感覚は麻也にとってもたまらない・・・ (それに…あれだけ強烈だと、夜もおねだりしなくていいかも…)  麻也は諒の手に自分の手を重ね、 「うん、俺も同じ気持ち…」 そして、諒の目を見つめて、 「…今より早い時間はないよね…」 「でも麻也さん、もしかして夜の方が眠れるとか…」 「ううん、また夜になったらしてもらうからいい。」 それを聞いた諒は目を丸くして、 「どうしちゃったの、麻也さん今日怖い…」 「…失敬な…オフだから、たまには諒に恩返ししようと思っただけなのに…」 それを聞いた諒は気が変わらないうちにとあわて、 「じゃあ短いオフだから早速…」 「うん。」 諒がサイドテーブルの引き出しからワセリンの小瓶を取り出すのを、 麻也は仰向けのまま、きゅんと唇を噛みしめながら待った。 が、すぐに、諒の腰のあたりをこちょこちょとくすぐり始め、 応戦してきた諒と大笑いになった…

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