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第37話

結局眠気には勝てなくて俺は眠ってしまった 「おはよ」 「おはようございます」 璃人さんはもういつも通りの表情だった 夕方まで璃人さんの部屋で過ごし夕方になり家に送ってもらった。 買って貰った服や小物達は結局押しきられる形で持ち帰ってきた。 「じゃあね」 「璃人さん」 「ん?」 「あの…お友達にはなれませんか?」 自分でも何いってるのかわからないけどこんなに優しくされたのに笑顔だけで十分なんて言われて何も出来なかったのが心苦しかった 「側にいたら俺が辛い…ごめん…好きになってごめんね」 「璃人さん…」 「またどこかで偶然に出会えたときまだ友達なりたいって思ってくれていたら…そのときは…じゃあね」

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