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第43話

葉月side 「葉月。どうだ?」 「もう最悪…セクハラ三昧…」 「ごめんな…辛い思いさせて…」 親父が本当に申し訳なさそうに言ってくる 「いや。俺が自分でやるといったから大丈夫」 俺がこの部署に入る件を受けた理由。それは好きな人を救うため 彼女はこの仕事に誇りを持っていた。 遣り甲斐があると笑っていた。 その笑顔が好きだった それなのに…彼女の笑顔が偽物だと気付いたとき俺は調べた。何が起こったのか… すぐにわかった。奴に如何わしいことをされていること あいつは男も女も関係なく綺麗な人を好む セクハラを訴えることは出来ただろう。でもやつには敵わなかった。 辞めても地獄。辞めなくても地獄… そう思い彼女は仕事を頑張っていた そんなとき…彼女はとうとう奴に陥落した 間に合わなかった…助けられなかった… 彼女は与えられる刺激に屈服した。それがないと生きていけない体になってしまった そして自らあいつのペットになりたいと志願した。そして今はもう仕事も辞め会うことは敵わない。 奴から聞く話や見せられる画像や彼女からの奴へのメッセージを見ると幸せそうに快楽を受け入れていることがわかった。 この部署以外の人たちには奴と彼女が結婚し寿退社だと言うことにうまくされていて誰もが奴の綺麗すぎる張り付けた笑顔に騙されている。 奴の状況が何かしら変われば彼女は救われるかもしれない… 結局は水無月を利用するようなもの…だけど彼女の本物の笑顔を取り戻したい。 水無月ならわかってくれるよな?

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