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第44話

葉月side 俺は学生の身。あまり動けない。 だからほとんど成兼さんにお願いしていた 俺は俺で会社内で調べられることを… 水無月には勉強を教える約束をしていたけれど調べるに当たり時間がとれなくなった。 申し訳ないが今後の水無月の為だ… そんな日々がしばらく続いた。結局その後勉強を見てやることはできないままテスト期間に入った。 水無月には雪輪がいるから大丈夫だろうがやはり気になった。結果はどうにか留年は逃れたらしいと人伝に聞き安堵した ある日あいつの取り巻きがこそこそ話していることが聞こえてきた。 いつもなら流すところだった。 「明日から2泊3日であの人家開けるらしいよ」 「じゃあ息子一人?」 「かなり可愛いらしいな」 「やる?で画像に残せば親子共々相手してもらえる」 「あ。ねぇ葉月くん。」 「はい。」 「今日こそ付き合ってよ。息子さん君と同世代だしいいんじゃない?」 「いえ。結構です」 「ほら。見て。可愛いでしょこの子」 隠し撮りであろうそこには水無月の姿があった その場でそいつらをどうにかしたかったが出来ず…拳をぎゅっと握り息を吐いた 「いえ。男には興味ないので…」 以前水無月の声を聞き熱を持った自身を忘れたふりをしてそう返した

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