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第63話
葉月side
「何にせよあなたたちがお付き合いしてるのは反対はしないわ。仲良くね」
母に言われて考えてみると確かに言う通り
彼女とはどうこうなりたいというのはなかった。
ただ一緒に仕事をしていたかった
元々男同士何て考えたこともなかったから美空を恋愛対象として意識していなかった。
でもそんな形があるんだと少しずつ理解して。
鍵のかかった心の扉がゆっくり開いたんだ…
父とも話をし今俺の部屋に美空を連れ込み抱きすくめている
「俺…もっと早く気付いてたらよかった…そしたらもっと…」
「先輩」
水無月は俺より背が低いから俺を見るときはいつも上目使いになる。
その表情がかわいくて啄むようなキスをした
「好きだよ。美空」
「俺も…好きです…」
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