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第71話
先輩は大学から独り暮らしを始めるそうだ。
自宅から通える距離ではあるけれどバイトの時間帯を変えるみたいで夜中になることも増えるみたいだから気を使ったらしい
「なかなか会えなくなりますね」
「寂しい?」
「はい…正直寂しいです…」
「んならさ…これ。あげる」
「鍵?」
「俺の部屋の鍵だよ」
「いいんですか?」
「うん。いつでも来てね。俺も寂しいから」
そういうと後ろから抱き締められる。
肩に顔を乗せた先輩の頭を撫でると気持ち良さそうに目を細めた。
こんな表情みられるのは恋人の特権…
すごく可愛い
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